その背景にあると考えられるのが、韓国メディアや教育現場で繰り返し報じられ、児童や生徒に“教育”されてきた「反日フェイク」の数々である。それにより、「日本=悪者」という刷り込みが、若者たちに繰り返し行なわれているのだ。

 2015年1月には、韓国の公共放送KBSが竹島の歴史を紹介する番組の予告編で「旧日本軍が戦後、竹島を侵略しようと旭日旗を掲げてボートでやってきた」場面の写真を使用したが、実はこれは1944年6月のノルマンディー上陸作戦時の写真に、日本軍兵士と旭日旗などを、ボートが向かう先に竹島を合成した写真だった。

 韓国でこのような「反日フェイク」が蔓延する背景には、家庭や学校、メディアを通じて再生産される「反日教育」があると、韓国出身のジャーナリストは指摘する。

「例えば、1990年代生まれの若い韓国人が日本を批判しようとしても、『戦後の日本が悪いことをした』とは誰も言えないわけです。そんな事実はありませんから。

 戦争被害は彼らの祖父や曽祖父の世代が経験した話であり、その意味で、日本を糾弾する若者の意識は戦前に引きずられていると言える。もちろん、そうした過去の話を忘れられない人がいてもいいが、私はあえて、『北朝鮮と中国から受けた戦争被害にはなぜ引きずられないのか』と問いたい。

 太平洋戦争による韓国人の犠牲者は約2万人ですが、朝鮮戦争では50万人もが犠牲になっている。徴兵による強制連行は旧日本軍によるものよりさらに多かった。日本から受けた戦争被害とは桁が違うんです。でも、現代韓国の若い人にはこうした事実が教えられることはない。実はこうした韓国の偏向教育は、政権が保守系であろうが左派系であろうが変わるものではありません。教育現場やメディアの裏では、左翼活動に邁進する労働組合が蠢いているからです」

「日本=悪者」とレッテル貼りをした上で行なわれる韓国の反日活動に対しては、真に受けて怒りを表明したり、あるいは反対に「謝罪」を繰り返したりするのは有効な対抗策とは言えない。まず、その裏に何が隠されているかを見極める必要がありそうだ。

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