2019年03月27日 12:40 公開

ドイツに行くはずのブリティッシュエアウェイズ(BA)機が誤って英スコットランドに着いてしまった問題について、アイルランドの格安航空ライアンエアーがツイッターでBAをからかったところ、ツイッター利用者の多くがライアンエアーの運航上の問題を次々に指摘する「やぶへび」な事態になった。

行き先間違いは25日、BAシティー・フライヤーの委託で独WDL航空が運航したロンドン・シティ発デュッセルドルフ行きの便で起こった。

書類のミスで前日の飛行計画にもとづきエジンバラに向かってしまい、機長が「エジンバラへようこそ」とアナウンスして初めて間違いが発覚した。

問題のBA3271便はそのまま、エジンバラから本来の目的地のデュッセルドルフへ向かい、到着した。

ライアンエアーの公式ツイッターアカウントは同日午後、「やあ、BA。プレゼントだよ」と書き、参考書「おばかさんのための地理」の表紙写真をツイートした。

これに対してBAは、「完璧な人などいないよ」と返答。さらに複数のツイッター利用者がBAを擁護し、参考書「おばかさんのための顧客サービス」など様々な本のタイトルをライアンエアーに次々と提案した。

今年1月にライアンエアーはまたしても、イギリスで最も好まれない短距離航空会社に選ばれている。

ライアンエアーは昨年9月、操縦士やスタッフが労働条件への不満を理由にストに突入したため、250便をキャンセルする羽目になった。同社によると約3万5000人の乗客が影響を受けた。

昨年12月には、ライアンエアーがキャンセルや遅延した便について乗客への補償金支払いを拒否したため、英民間航空局が法的対応に乗り出している。

ライアンエアーの行き先変更

ツイッターでは、行き先変更はライアンエアーにも関係あることだという指摘が相次いだ。

たとえばリチャード・スペイヴェン氏は、今年1月6日の英紙インディペンデント記事を指摘。それによると、ロンドン・スタンステッド発ギリシャ・ テッサロニキ行きのライアンエアー機は1月4日に、目的地の霧を理由に着陸地を変更した。しかも、近い他の代替地ではなく、約800キロ離れたルーマニア・ティミショアラに着陸し、乗客に移動手段として「古いバス」を提供したという。

ほとんどの人がこのバスの利用を拒否したため、結局はギリシャ政府が代替機を送り、乗客を テッサロニキまで運んだ。

他にもライアンエアーは、パリに着陸できない場合にパリに近い別の空港ではなく、パリから80キロ以上離れたボーヴェ・ティレ空港に着陸することが多いため、多くのツイッター利用者がこれをからかった。

さらに、ツイッター利用者のウェイン・キャヴァノー氏はライアンエアーに、BAに「おばかさんのための地理」をプレゼントするというが、「ただであげるわけじゃないよね」といくら請求するつもりか尋ねた。これは、ライアンエアーが何かについて乗客に追加料金を請求することをあてこすったコメントだ。たとえばライアンエアーは、搭乗券の紙の発券については、印刷代を請求する。

ほかにも、地理の参考書を「プレゼントする」というライアンエアーのツイートには、「ただで? それともそれも金をとるの?」、「本の大きさによるよ」、「1ページ50ポンドだ」、「言葉が書いてあるページは15ポンド追加」、「そうか、言葉のことは忘れてた。最近は隠れた料金がいろいろあるね」などと、同社を皮肉るコメントが次々と続いた。

この記事についてBAはコメントをするつもりはないと回答。ライアンエアーもコメントしなかった。

(英語記事 Ryanair trolling of British Airways' mistake backfires