2019年04月18日 11:33 公開

北朝鮮の国営メディアは18日、「強力な弾頭」を装着した新型の「戦術誘導兵器」の発射実験をしたと伝えた。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が視察したという。

朝鮮中央通信(KCNA)によると、発射された兵器は「特殊飛行誘導モード」を装備。「異なる標的に向けてさまざまなモードで実施された」という。

ミサイルかどうかは不明だが、短距離兵器だとの見方が出ている。

実験を視察した金氏は、「(この開発は)人民軍の戦闘力を高める上で非常に重い意味がある」と述べたという。

米韓演習への「仕返し」

今回の発射実験は、ヴェトナム・ハノイで2月に開かれた金氏とドナルド・トランプ米大統領の首脳会談が物別れに終わって以降、初めてとなる。

北朝鮮問題に詳しいアンキット・パンダ氏は、3月に実施された米韓合同軍事演習に対する「仕返し」との見方を示した。

金氏は先週、「お互いに受け入れられる」合意のため米朝会談を継続するにはトランプ氏の「正しい態度」が必要だと発言していた。

これにはトランプ氏もツイッターで、「北朝鮮の金正恩と同意見で、お互いの個人的関係は今もとても良好だ。素晴らしいと言う方が正確かもしれない。お互いの立ち位置を完全に理解するという意味で、3度目の首脳会談は良いと思う」と反応していた。

北朝鮮の核施設では先週、放射性物質の再処理とも見られる動きが、衛星写真で確認されていた。

北朝鮮は昨年4月、同国の核能力は「証明された」として、核実験と大陸間弾道ミサイルの発射を止めると表明。しかし同年11月には、新たな「ハイテク」戦術兵器の実験をし、金氏が視察していた。

(英語記事 North Korea claims test of 'new weapon'