2019年04月26日 16:22 公開

北朝鮮の国営メディアは26日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長とロシアのウラジーミル・プーチン大統領の初会談の模様を伝えた。金氏は2月の米朝首脳会談に言及し、アメリカが「悪意」ある行動を見せたと批判したという。

金氏は25日の会談で、「朝鮮半島と地域の情勢は現在、行き詰まっていて、危険な局面を迎えている」と発言。最近の米朝会談で「アメリカが悪意にもとづいて一方的な態度を見せたため、(情勢は)出発点に戻りかねない」とし、朝鮮半島の和平は完全にアメリカ次第だとの考えをプーチン氏に伝えたとされる。

今年2月にベトナムで開かれた金氏とアメリカのドナルド・トランプ大統領の首脳会談は、北朝鮮の核開発に関する合意には至らず、物別れで終わった。北朝鮮が非核化の見返りとして、経済制裁の全面解除をアメリカに求めたことが原因とされる。

<関連記事>


「北朝鮮の安全保証される必要がある」

一方、プーチン氏は、「世界情勢は超大国の法ではなく国際法によって決まるという状態に戻る必要がある」と強調。北朝鮮が核開発を打ち切る場合は、同国の安全が国際的に保証される必要があるとし、ロシアは朝鮮半島をめぐる交渉の仲介役になると伝えたという。

金氏がプーチン氏に北朝鮮に招待したいと言うと、プーチン氏はそれを受け入れたとされる。訪朝は「都合のよい時期に」行われるという。

今回の首脳会談について金氏は、「非常に意義深い1対1の意見交換」ができたと賞賛。北朝鮮とロシアが「新たな全盛期」を迎えることへの期待感を、プーチン氏に伝えたとされる。

(英語記事 Kim accuses US of 'bad faith' in Hanoi