2019年07月05日 12:15 公開

米カリフォルニア州南部で4日午前10時33分(日本時間5日午前2時33分)ごろ、マグニチュード(M)6.4の地震があった。現地において過去20年間で最大規模の地震で、少なくとも数人が負傷し、各地で火災が発生した。7月4日はアメリカの独立記念日にあたる。

米地質調査所(USGS)によると、震源はロサンゼルス中心部から北北東へ約250キロの砂漠地帯。最も近い都市は、人口約2万8000人のリッジクレスト市。

USGSの地震学者、ルーシー・ジョーンズ氏は報道陣に対し、今後も余震が続き、中には強い揺れも予想されると話した。

震源の南西にあるリッジクレスト市では、道路や建物などに被害が出た。各地で火災が発生し、消防当局は消火活動のほか、負傷者の対応に当たっている。

リッジクレスト市のペギー・ブリーデン市長はCNNに対して、市内に非常事態を宣言したと話した。

市長によると、建物からの落下物があたり複数人が負傷したほか、ガス管の損傷も起きているという。

「地震には慣れているが、これほどの規模のものには慣れていない」と市長は話した。

カーン郡消防局は、リッジクレスト地域病院から全員が避難したとツイートした。

「まだ終わりではないかもしれない」

カリフォルニア州知事緊急対策室のブラッド・アレクサンダー報道官は、リッジクレスト周辺の複数の建物で火災が発生したため、各地から消防・救急当局が現場支援に向かったと話した。

「まだ終わりではないかもしれない。同じ地区で引き続き地震が発生する可能性があり、現場の人たちはいざとなればすぐに姿勢を低くしてしっかりしたものにしがみつくつもりでいてもらいたい」と報道官は注意を呼びかけた。

リッジクレスト在住のスティーヴン・サイクス氏は、地震発生時にシャワーを浴びていた。

「家全体が激しく揺れて、自分たちは急いで外に出た。揺れは10秒から15秒ほど続いた。本当に怖かった」と、サイクス氏はBBCに話した。「また揺れるかもしれないので、今はその備えをしているところだ。高い場所のものを床に下して、ガスを止めた。今夜はたぶん外で寝ると思う」。

ドナルド・トランプ米大統領は、「南カリフォルニアの地震について詳しい報告を受けた。状況にかなり対応できているようだ!」とツイートした。

https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1146862295466819585

父親がリッジクレスト在住だという男性は、父親が撮ったというスーパー店内の写真をツイートした。商品が床に散乱している様子が写っている。

https://twitter.com/nickgraehl/status/1146855088238936066


リッジクレスト在住の地球物理学者、ジョン・ランドル教授はBBCに対して、リッジクレスト市内にはかなりの被害が出たものの、震源が人口集中地区から遠かったのが幸いだと話した。

ユタ州モアヴ砂漠やネヴァダ州ラスヴェガス、太平洋沿岸部に至る広い地域の人たちが、揺れを感じたと話している。

(英語記事 Southern California shaken by 6.4 magnitude earthquake