2019年07月09日 10:28 公開

テニスのウィンブルドン選手権は8日、女子シングルスの4回戦があり、快進撃を続け注目の的となっていた15歳のコリ・ガウフ(アメリカ)は元世界1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)に3-6、3-6で破れ、ベスト8入りは果たせなかった。

ガウフは、初戦で「憧れ」のヴィーナス・ウィリアムズ(アメリカ)を、2回戦で世界139位のマグダレナ・リバリコバ(スロバキア)を、ともにストレートで撃破。3回戦では同60位のポロナ・ヘルツォグ(スロベニア)にマッチポイントを握られながら逆転勝ちし、ベスト16入りしていた。

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世界300位台ながら躍進を続けたガウフだったが、この日は体調がすぐれない様子だった。さらに、注目を浴びて緊張した様子もうかがえた。

試合開始直後、ガウフは自分のサービスゲームを落とした。すぐにブレークバックし、ハレプの次のサービスゲームでは大きなチャンスが訪れたが、ものにできなかった。ハレプが2回連続でダブルフォルトを犯し、ガウフはダブルのブレークポイントを握りながら、結局このゲームを取れなかったのだ。

これまでの3試合では年齢に似つかわしくない冷静沈着さを見せていたガウフだったが、この日はゲームを落とすたび、がっかりした様子をあらわにした。第1セット2-2からサービスゲームをハレプにブレークされると、ラケットを地面に投げつけ、フラストレーションから両手を合わせた。

医師を呼ぶ場面も

このセット、もう1度ブレークを許してハレプに奪われると、第2セットの出だしのサービスゲームもハレプにブレークを許した。

第1セット同様、すぐにブレークバックして追いついたガウフだったが、その後は自分のサービスゲームのキープに苦しんだ。途中、医師を呼ぶ場面もあった。

ハレプがサービスをキープして試合が終わると、ガウフはまるで感情を閉じ込めたようだった。コートを去る際にサインを求められても、足を止めることはなかった。

「重圧の中でのプレーを学んだ」

試合後、ガウフは、「気分があまりよくなかったけど、ベストのプレーはした。なにが原因だったかはわからないし、負けていたけど、それでも楽しんだ」と話し、こう続けた。

「たくさんの観衆の前でどうプレーしたらいいのか、プレッシャーがかかる中でどうプレーしたらいいのか学んだ。そうした経験ができたことを本当にうれしく思っている」

全米オープンを2回制覇したトレイシー・オースティンさんの話

夢物語は終わったが、ココ・ガウフにとっては、ほんの始まりでしかない。彼女には、将来の4大大会王者に必要な要素が備わっている。

今年のウィンブルドンで彼女を見るのはとても楽しかった。

(英語記事 Gauff's dream run ended by Halep