2019年07月10日 10:58 公開

テニスのウィンブルドン選手権で、混合ダブルスの試合が大観衆と大声援を集めることはそう多くはない。ただ今年は違う。地元イギリスの人気選手、アンディ・マリー(32)が久しぶりに躍動する姿を見せているのだ。

この大会を2度制覇している元世界1位は、今年初めに大がかりな股関節の手術を受けるとともに、引退の意向を表明。多くのファンは、マリーのプレーを再び見ることはないとあきらめていた。

しかし今大会、元女王セリーナ・ウィリアムズ(37)と急きょペアを組んで混合ダブルスに出場。7日の1回戦に続き、9日の2回戦でも7-5、6-3のストレート勝ちを収め、ベスト16入りを決めた。

両試合ともセンターコートで開かれ、客席は定員の1万5000人近くでいっぱいとなった。

ウィリアムズが好リターン連発

2回戦の相手は、第14シードのファブリス・マルタン(フランス)、ラケル・アタウォ(アメリカ)ペアだった。

マリーとペアを組むウィリアムズは、2時間前に女子シングルスでアリソン・リスク(アメリカ)を下して準決勝進出を決めたばかり。しかし、疲れはまったく見せなかった。

試合は、興奮した観客たちから盛んに声援を浴びるマリーのサーブで始まった。確実なサーブからポイントを重ね、ゲームポイントではウィリアムズのボレーがマルタンのふくらはぎを直撃。ウィリアムズは素早く両手を上げて謝った。

その後、マリー・ウィリアムズ組は何回かブレークポイントを逃したが、相手に追い込まれることはなかった。6-5からウィリアムズが鋭いクロスを2連続で決め、第1セットを奪った。

第2セットも最初のゲームから、ウィリアムズがマルテンの高速サーブに好リターンを連発。最後はマリーがワイドに逃げるサービスエースを決め、1時間37分でこの試合に終止符を打った。

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「シングルス練習再開も」

試合後マリーは、「彼女(ウィリアムズ)のリターンは素晴らしく、特に第1セット最後と第2セット最初は見事なエースを決めてくれたので、とても楽だった。ただその後、私がブレークポイントでミスしてしまったけど」と振り返り、今後についてこう話した。

「私たちは2人ともいいプレーをしたし、彼女が今日のようなリターンを続ければ、勝機は大きいだろう。私にはすべての試合が大事で、特にダブルスは反応や反射をよくしてくれる点で大事だ。できれば日曜日にここで試合を終えたいと思っていて、そうしたら、シングルスの練習も再開する」

ウィリアムズは、「私たちは絶好調で、いい気分だ。最高な時を過ごしているし、ものすごく楽しい。アンディとコートに出てプレーするのは特別な雰囲気がある」と話した。

マリー・ウィリアムズ組は3回戦で、第1シードのブルーノ・ソアレス(ブラジル)、ニコール・メリチャー(アメリカ)組と対戦する。

(英語記事 Murray and Williams wow Wimbledon again