2019年07月16日 11:51 公開

オーストラリアで14日、10~14歳の子供4人が、盗んだ4輪駆動車に釣りざおを積み込み、900キロ以上も運転を続けていたところを警察に見つかり逮捕された。

同国でこれだけの距離を車で移動するには、休憩無しで10時間はかかるとされる。警察は4人が代わるがわる運転をしていたのではないかとみている。4人はきょうだいではないという。

警察では子供たちを何らかの罪に問う方針だが、罪名は明らかにしていない。4人は全員無事だという。

やっと窓ガラスに届くくらい

警察によると、男の子3人と女の子1人の4人組は先週末、1人の親が所有する4輪駆動車に乗り込み、クイーンズランド州グレイスミアを出発。1人は家を出て行くと記したメモを残してあったとされる。

4人の車は日曜日(14日)の早い時間に、約140キロ離れた町バナナに到着。ガソリンスタンドで給油したが、代金は払わなかったとみられる。

スタンドの監視カメラには、この時の様子が映っていた。スタンドの従業員は豪紙デイリー・テレグラフの取材に、4人の車は「普通に」スタンドに入って来て、1人が給油を始めたと説明した。

「彼は本当に小さい。ほら、窓ガラスにやっと届くくらいだ」

年齢考慮し追跡断念

その後、4人の車がニュー・サウス・ウェールズ州の町グレン・インズを走っているところを、警察が発見。追跡を始めた。

しかし途中で、運転者の年齢を考慮し、追いかけるのをやめたという。

しばらくして、4人の車はグレン・インズにほど近いグラフトンの町で、路肩に止まっているのが見つかった。

豪ABCテレビは、「(4人は)車をロックして閉じこもっていた。警察官は車内に入って彼らを逮捕する際、警棒を使わざるを得なかった」とする、同州警察幹部ダレン・ウィリアムズ氏の話を伝えた。

「かなりの長旅」

4人の車が走行した2つの州では、運転免許は17歳以上でなければ取得できない。警察はそれぞれの親が到着次第、子供たちへの調べを進めるとしている。

ウィリアムズ氏は、「かなりの旅だし、若者にとっては長い距離だ」と話した。

(英語記事 Children drive stolen car 900km across Australia