2019年07月17日 10:13 公開

柔道の元世界王者、クレイグ・ファロン氏(イギリス)の死亡が15日、確認された。36歳だった。

死因は公表されていない。

警察によると、ファロン氏は15日の早い時間に、英イングランド西部シュロップシャーの丘陵地で遺体で発見された。

五輪に2度出場

ファロン氏は2005年世界選手権の男子60キロ級で優勝。2006年ヨーロッパ選手権、2007年ワールドカップも制した。

2004年アテネ五輪、2008年北京五輪にはイギリス代表として出場。2011年に引退した。

イギリス人柔道選手で世界王者になったのはファロン氏が3人目。同氏の後に世界大会のタイトルを獲得したイギリス人選手はいない。

「偉大な英国人柔道家」

ファロン氏を知る人々からは、早すぎる死を悔やむ声が上がっている。

元コーチのフィッツロイ・デイヴィス氏は、「クレイグを15歳のときから知っている。一緒に練習したのはいい思い出であり、楽しい時間だった」と述べ、次のように続けた。

「2005年にカイロの世界選手権で優勝し、選手生活の頂点を迎えたときには、本当に偉大なイギリス人柔道選手だった」

「彼が愛した柔道への献身ぶりは私の記憶に永遠に残るし、一緒に過ごした時間を今後かみしめるだろう」

「クレイグ(の死去)は柔道界においてとても大きな損失となるが、彼の業績と素晴らしい物語は後進を励ましていく」

3月からはウェールズで指導

ファロンはオーストリアで2年間、指導者として過ごした後、今年3月に英ウェールズ柔道連盟から指導者のトップに任命されていた。

1992年バルセロナ五輪と1996年アトランタ五輪にイギリス代表として出場したナイジェル・ドナヒュー氏は、「クレイグは息子であり父親であると同時に、彼の世代では傑出した柔道選手だった」と称賛。

「イギリス柔道の素晴らしい大使であり、現代の世界柔道において最も成功した選手だった」と惜しんだ。

(英語記事 Former world champion Fallon dies at 36