2019年07月31日 13:55 公開

イタリアのユヴェントスFCと韓国Kリーグ・オールスターの親善試合で、ユヴェントスのクリスティアーノ・ロナウド選手が試合に出場しなかったことをめぐり、韓国のサッカーファンが損害賠償を求めている。

主催者によると、ロナウド選手はこの試合で45分出場する契約になっていたが、実際には試合を通してベンチにとどまっていた。

試合中、ロナウド選手が試合に出る様子がないことにファンからは怒りの声があがった。中にはライバルのリオネル・メッシ選手(FCバルセロナ)の名前を叫ぶファンもいた。

一部のファンはソウルのミュンガン法律事務所を通じ、主催企業を相手に損害賠償を求める訴訟を起こす方針だ。チケット1枚につき代金7万ウォン(約6500円)とチケット手数料1000ウォン、さらに「精神的苦痛」に対する賠償金100万ウォンを求めるという。

ミュンガン法律事務所の弁護士はロイター通信に対し、「こうした場合、原告は通常、チケット代金の払い戻しを求めるが、今回は主催企業がうその宣伝を行ってスター選手のファンに付け込んだため、特別な案件として扱う」と説明した。

「精神的苦痛の部分については、一部のファンはとても熱狂的で騒がしいと指摘しておきたい。彼らはロナウドを愛していて、守りたかったが、状況がそれを許さなかったことで大きな苦痛を受けている」

「現時点では2人の原告が訴訟を起こしているが、きょうは沢山の問い合わせを受けており、実際には6万件以上になるとみている」

今回の親善試合を主催した「ザ・ファスタ」のロビン・チャン最高経営責任者(CEO)は韓国SBSの取材に対し、涙を流しながら、ロナウド選手が45分間試合に出ることは契約に明記されていたと認めた。

しかし、ロナウド選手が出場しないつもりだと分かったのは、後半戦が始まって10分後のことだったと説明した。

「ユヴェントスのパヴェル・ネドヴェド副会長に抗議しに行くと、『私もロナウドに出場してほしいが、本人が嫌がっている。申し訳ないが私にできることはない』と言われた。非常にいらだちを覚えた」

Kリーグは、ユヴェントスに対して契約違反に抗議する書簡を送ったと発表している。

ソーシャルメディアでは、多くのファンがロナウド選手に対する怒りをあらわにしている。

この試合を観戦したあるファンはインスタグラムに、「ロナウドは6万人の観客を裏切り、軽視した。もう彼のファンじゃない」と書き込んでいる。

(英語記事 Fans seek lawsuit after Ronaldo no-show