2019年08月27日 11:46 公開

アメリカのドナルド・トランプ大統領は26日、フランス・ビアリッツで開かれていた主要7カ国首脳会議(G7サミット)の記者会見で、イランのハッサン・ロウハニ大統領との会談に前向きな考えを表明した。

3日間の日程で開催されていたサミットはこの日、最終日を迎えた。トランプ氏は議長国フランスのエマニュエル・マクロン大統領と共同会見に臨んだ。

アメリカは昨年、2015年に成立したイラン核合意を離脱し、経済制裁を再開。以来、両国の関係は悪化している。

「2年半前とは違う国」

トランプ氏はこの日の会見で、イランとの新たな核合意の可能性について「いい感触」を得ているとし、こう述べた。

「イランは、私が2年半前に(大統領に)就任した国と同じではない」

「イランが偉大な国になる可能性があると心から信じている(中略)だが、イランが核兵器を保有することはできない」

ロウハニ氏と会談する可能性も示したが、イランが「よいプレーヤー」であることが前提だと述べた。

「条件は整った」

イラン核合意に締結したフランスのマクロン大統領は、アメリカとイランの関係改善に努めてきた。

マクロン氏はこの日、トランプ氏とロウハニ氏が「今後数週間のうちに」、「会談する条件」は整ったとして、こう述べた。

「まだ何も決まっていないし状況は流動的だが、事務的な協議が始まり前進している」

さらに、ロウハニ氏に対し、「トランプ大統領との会談を受け入れれば、合意の可能性はあると確信している」と伝えたことを明らかにした。

「国益のためなら誰とでも会う」

一方、ロウハニ氏はこの日早く、イランの国益にかなうなら誰とでも会談する考えを表明した。

「会議への参加や誰かとの会談がわが国の発展につながり、国民が抱える問題の解決に役立つなら、ためらわずに実行する」

前日の25日には、イランのムハンマド・ジャヴァド・ザリフ外相が急きょ、サミット会場に姿を見せていた

今回のサミットでは、イラン核合意の問題に加え、アマゾン熱帯雨林の火災やウクライナ、リビア、香港の各情勢が協議された

(英語記事 Trump 'would meet Rouhani if circumstances right'