2019年09月06日 14:51 公開

人身売買を目的に、フィリピンから生後すぐの赤ちゃんを国外に連れ出そうとしたとして、アメリカ人の女が4日、マニラのニノイ・アキノ国際空港で逮捕された。

逮捕されたのは、米オハイオ州出身のジェニファー・タルボット容疑者(43)。

当局などによると、タルボット容疑者の機内持ち込みのかばんから、生後6日の赤ちゃんが見つかった。容疑者はアメリカ行きの旅客機に乗り込むところだったという。

タルボット容疑者は赤ちゃんについて、出入国管理当局に届け出をしていなかった。赤ちゃんに関係する搭乗券や書類なども持っていなかったとされる。

フィリピン国家捜査局(NBI)は、同容疑者が「赤ちゃんを隠して、こっそり連れ出そうと」していたとしている。

同容疑者は逮捕後、赤ちゃんをアメリカに連れて行くことへの同意書だとする書類をNBIに提出したが、母親の署名がなかったという。

終身刑の可能性も

タルボット容疑者は訴追が発表された5日、拘束者用のオレンジ色の服を着て、手錠をされた状態で、記者会見の場に現れた。だが、言葉を発することはなかった。

NBIの空港部門のトップ、マニュエル・ディマノ氏によると、タルボット容疑者は有罪となった場合、終身刑が科せられる可能性があるという。

米AP通信は、米大使館職員が同容疑者の逮捕について連絡を受けたと伝えた。

当局によると、赤ちゃんの両親も、児童保護に関する法律に違反したとして訴追された。赤ちゃんは福祉機関が保護しているという。

(英語記事 US woman accused of baby smuggling in Philippines