2019年09月19日 14:46 公開

フィンランドのアンティ・リンネ首相は18日、ボリス・ジョンソン英首相は9月末までに、欧州連合(EU)離脱計画を書面で提示すべきだとの見解を示した。フランスのエマニュエル・マクロン大統領もこれに賛同しているという。

現在、フィンランドはEUの議長国をつとめている。

これに対しイギリスの首相官邸筋は、「今後も交渉を続け、しかるべき時に協定案を提出する」としている。

ジョンソン首相はかねて、10月17日のEUサミットで、ブレグジット(イギリスのEU離脱)をめぐる協定をEUと結べるとしている一方、協定の有無に関わらず10月31日に離脱を強行するとも述べている。

「それで終わりだ」

リンネ首相はこの日、マクロン大統領と会談した後の記者会見で、「われわれはボリス・ジョンソンが書面で提案すべき時期に来ていることで一致した。もし提案が存在するなら」と話した。

「もし9月末までに何の提案もなければ、それで終わりだ」

その上で、この新たな期限について欧州理事会のドナルド・トゥスク常任議長(大統領に相当)と協議した後、ジョンソン氏とも話し合いたいと述べた。

ただ、他のEU加盟国からの賛同はまだ得ていないとしている。

<関連記事>

イギリス政府は、ジョンソン氏が首相に就任した7月以降、EUとの離脱交渉で進展があったと話した。

その中で、ブレグジットの焦点となっているアイルランド国境の「バックストップ条項」について、「さまざまな代替案」を提示したという。

バックストップとは、イギリスとEUとの間で通商協定がまとまらない場合に、北アイルランドとアイルランドの国境に厳格な検問所等を設置しないための措置。バックストップが発動すると、北アイルランドはブレグジット後もEU単一市場のルールに従うことになり、イギリスがなおEU法に縛られる懸念が生じている。

ジョンソン氏はバックストップ条項を協定から排除し、代替案を加えた新たな協定を結びたいとしているが、提案の詳細については明らかにしていない。

一方のEU側は、イギリスが書面による提案をしないとして非難している。

欧州委員会のジャン=クロード・ユンケル委員長は先に、ジョンソン氏との会談は「建設的だった」と話した。

しかし同時に、提案が示されるまでは「あなた(報道陣)の目を真っ直ぐ見て、実際に事態が進展したと言うことはできない」と述べた。

(英語記事 UK 'has 12 days to set out Brexit plans'