まず私がおすすめしたいのが、ロスジェネ世代の女性同士で同居することです。

 イギリスには50代以上の独身女性だけが住めるシェアハウスがあります。庭とキッチンとリビングは共同で、部屋は別ですが、気が向いたときにおしゃべりしたり、庭を手入れしたりという風に過ごします。一軒家をシェアしていますから家賃も格安です。何かあったら他の人に救急車を呼んでもらえます。

 60歳以上とか70歳代になると高齢者用アパートに移る人もいますが、そこもシェアハウスのような作りのことが多いです。違いは常駐の看護師がいたりすることです。

 また、私の知人の80代日本人女性は、女友達と一軒家を買って20年ほど前から二人で住んでいます。気心知れた友達なので気兼ねもなく、病気のときはお互いに看病しあっています。

 一緒に住むのは別に親族でなくても構わないのです。女性は柔軟ですし、男性みたいなマウンティングもしないし、身の回りのことはちゃんとする人が多いので案外うまくいきます。家賃も光熱費も節約になりますし、何よりも生活に張り合いがでます。

 2点目は非正規雇用だからと諦めずに、勉強継続してスキルを身に着けて転職したり、副業で稼ぐことです。

 例えば事務職だった方がデータベースの作り方やLAN(ローカルエリアネットワーク)の組み方を学んで、情報システム部も兼ねた総務部員として働けば、キャリアの選択肢がぐんと増えます。中小企業や地方の職場、福祉施設等は案外そういうデュアルなスキルを持った人がいないので重宝されます。そういうスキルの組み合わせ、さらに人が足りていないところを探します。今は人手不足なのでチャレンジすればチャンスは巡ってきます。

 副業に関しては仕事をしながら家でもできることにコツコツ取り組むこと。1カ月に稼げるのが1万円でも2万円でもあれば大成功です。チリも積もれば山となるでコツコツやっていけばお金はたまります。

 動画に広告をつけて配信する、手作り品をネットで売る、絵を書いて売ってみる、アンケートに答える、自分の得意なことをブログに書いて広告を付けてみる。とにかくなんでも構わないのです。トライアンドエラーでとにかくやってみて、うまくいきそうな方向を見つけて注力する。その繰り返しです。

 3点目はとにかくお金を貯めることです。年をとっても年金だけでは生活はできないので、とにかくお金をためること。そして「タネ銭」がたまったら運用することです。ただし株は素人には難しいので大手の会社のインデックスファンドに投資をします。毎月少しずつでも構いません。
※写真はイメージです(GettyImages)
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 さらに生活を「ダウンサイジング」する方法を考えます。ダウンサイジングとは縮小するという意味です。例えば賃貸に住むのをやめて、住んでいた人が高齢化して空き家になっている中古住宅を購入して住んでみる。リフォームはDIY(日曜大工)でも可能な物件もたくさんあります。

 こういう家は首都圏の通勤圏にかなりあります。自分は一室に住んで他の部屋の他の人に貸すという方法もありでしょう。値段が安いので貯金で買えることもあります。