2019年10月17日 11:12 公開

イギリスのスパイ小説の名手で、かつてはMI6(イギリス情報部)のスパイだったジョン・ル・カレ氏は、2018年のロンドンを舞台にした最新作の発表を前にBBCラジオに対して、「今の時点でこの国にいて、国の状態について何も言わずに何かを書くのは不可能だ」と述べた。

その上でル・カレ氏は、「今の状況に私は落ち込んでいる。恥ずかしいことだと思っている。その気持ちは、本の中身からも伝わると思う」と話した。

ル・カレ氏はさらに、「実在しなかった」過去への郷愁が今や政治の武器となってしまったのは怖いことだと強調した。

最新作「Agent Running in the Field」(「野を走るエージェント」の意味)は10月17日、ペンギンブックスより刊行される。