2019年11月05日 11:06 公開

タイ・バンコクで開かれている東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議で、韓国の文在寅大統領と日本の安倍晋三首相は4日、約1年ぶりに11分間の会談を行った。長期に渡って続いている緊張関係の修復を目指した。

韓国大統領府の報道官は、日韓両国は対話で問題を解決したい考えだと説明した。

日韓両国は、第2次世界大戦中の日本企業による韓国人徴用工問題や、旧日本軍兵士によって性奴隷として働くことを強制された「慰安婦」問題をめぐり、関係が悪化している。

旧日本軍の売春施設では、最大約20万人の女性が留め置かれていたと推定されている。

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日本は今年8月、貿易管理上の優遇措置の対象となる「ホワイト国」のリストから、韓国を除外。直後に韓国は、日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を破棄すると発表した。

「解決済み」

韓国が賠償を要求する一方で、日本は問題は解決済みとしている。

2015年12日の日韓合意で、日本は謝罪を行い、問題に対する「責任の痛感」の表明。被害者を支援する基金に、韓国が求めていた額である10億円を拠出した。

日本政府はさらなる賠償金の支払いは認めない立場を取ってきた。1965年の日韓国交正常化の際に結ばれた請求権協定で解決済みであり、韓国に8億ドル以上に及ぶ経済援助をしたというのが理由だ。

直接の謝罪を

しかし、被害者側に1度も相談がなされていないとの批判の声が上がっている。

生存している十数人の元「慰安婦」は、日本政府からの直接の謝罪と賠償金の支払いを求めている。

(英語記事 South Korea and Japan meet after low point in ties