2019年11月13日 11:46 公開

ヒラリー・クリントン元米国務長官は12日、BBCのラジオ番組に出演し、2020年のアメリカ大統領選挙に立候補しドナルド・トランプ大統領と戦うよう求める「大きな圧力を感じている」と語った。

クリントン氏は、立候補の可能性を否定せず「絶対にないとは絶対に言わない」と話した。

その上で、2016年の大統領選でトランプ氏に勝っていたら自分はどんな大統領になっただろうと「いつも」考えていると述べた。

民主党では現在17人の候補者が、党としての大統領選候補の座を目指して争っている。

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自著の宣伝活動でイギリスを訪問中のクリントン氏は、BBCラジオ5ライヴの「エマ・バーネット・ショー」に出演した際、立候補の可能性について質問を受けた。

これに対しクリントン氏は、「自分はどんな大統領になっていただろう、現状とどのように違う仕事ぶりで、それがアメリカや世界にどういう意味を持っていただろうと、いつも考えている」と話した。

「なのでもちろん(立候補について)考えている。いつも考えている。でも考えてみて下さい、誰が勝つにせよ、壊れてしまったものを修復するという大きな仕事が待っている」

最後の最後に立候補を決めるのかという質問には、「絶対にないとは、絶対に、絶対に言わない」と述べた。

「非常に、非常にたくさんの人から(立候補を)考えるようにと大きな圧力をかけられていることは確かだ」

https://twitter.com/bbc5live/status/1194229638425432066


「でも、このスタジオであなたと話している現時点では、私の計画には(立候補は)入っていない」

クリントン氏は、立候補を要請している人物については詳細を明らかにしなかった。

クリントン氏は娘のチェルシー・クリントン氏との共著「The Book of Gutsy Women」(勇敢な女性たちの本、の意)のためにロンドンを訪れていた。

民主党候補選の締め切り迫る

民主党の候補者争いの正式な投票は来年2月、アイオワ州から始まる予定だが、現時点ではなお混戦が続いている。

最有力候補はジョー・バイデン前副大統領。このほか、エリザベス・ウォーレン上院議員(マサチューセッツ州)やバーニー・サンダース上院議員(ヴァーモント州)も支持を集めている。

こうした中、富豪実業家で前ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ氏が先に、参戦に強い興味を示していると報じられた。

また、バラク・オバマ前大統領と親しかったデヴァル・パトリック元マサチューセッツ州知事も、立候補を考えているという。

しかし、いくつかの州ではすでに立候補の締め切りが終わってしまっている。アラバマ州は先週に、クリントン氏のお膝元だったアーカンソー州は12日に、それぞれ立候補を締め切った。

一方、3月の「スーパー・チューズデー」に一斉に投票が行われる14州については、来月まで立候補が可能だ。

トランプ大統領は10月、クリントン氏の立候補をあおる発言をした。クリントン氏はこれに対し、「私に誘いかけないで。自分の仕事をするように」とツイートしている。

(英語記事 Clinton 'under enormous pressure' to run in 2020