2019年12月13日 11:15 公開

アメリカのドナルド・トランプ大統領は12日、米誌タイムの「今年の人」に選ばれたスウェーデンの環境保護活動家グレタ・トゥーンベリさん(16)について、自分の感情のコントロールに取り組むべきなどと批判した。これに対し、トゥーンベリさんはトランプ大統領の言葉を引用し、からかうように対抗した。

トランプ大統領はこの日、トゥーンベリさんの選出について「すごくばかげている。グレタは自分が抱えているアンガーマネジメント(怒りのコントロール)の問題に取り組んで、友人と一緒に古きよき映画を見に行くべきだ」とツイート

「落ち着けグレタ、落ち着け!」(Chill Greta, Chill!)と付け加えた。

https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1205100602025545730?s=20

するとトゥーンベリさんは、自分のツイッターの自己紹介文を次のように書き換えて対抗した。

「自分のアンガーマネジメント問題に取り組むティーンエイジャー。現在は落ち着いて、友人と古きよき映画を見ている」

最年少の「今年の顔」

トゥーンベリさんはタイム誌が11日に発表した「今年の顔」に選ばれた。1927年に選出が始まって以来、最年少。

選出理由について、タイム誌のエドワード・フェルゼンタル編集長は、米放送局NBCで、「地球が今年直面している最大の問題において、彼女は最大の声となった。どこからともなく現れ、世界規模の運動をリードするまでになった」と説明した。

たびたび自己紹介文を変更

トゥーンベリさんがトランプ氏や他国の首脳陣の発言を受けてツイッターの自己紹介文を変更するのは、今回が初めてではない。

ブラジルのジャイル・ボルソナロ大統領は最近、彼女を「(行儀の悪い)がき」(ポルトガル語でPirralha)と呼んだ。トゥーンベリさんが、アマゾン熱帯雨林で先住民のブラジル人が殺害されていると、懸念を表明したのを受けたものだった。

「グレタはアマゾン熱帯雨林を守ろうとする先住民が殺害されていると主張している。(中略)報道機関がこういったPirralhaにどれだけの自由を与えているのか、驚きだ」

するとトゥーンベリさんは一時、ツイッターの自己紹介に「Pirralha」を追加した。

今年10月には、トゥーンベリさんは「親切だが情報不足のティーンエイジャー」と自己紹介文を変更した。これは、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の記者会見での発言を引用したもの。

トランプ大統領は今年9月、国連総会で感情的に演説をするトゥーンベリさんをとらえた映像をツイッターに投稿し、「輝かしい素敵な未来を楽しみにしているとても幸せな少女に見える」などと述べた。

この時も、トゥーンベリさんは「輝かしい素敵な未来を楽しみにしているとても幸せな少女」と自己紹介文を書き換え対抗した。

(英語記事 Greta Thunberg changes Twitter bio after Trump dig