日銀の政策についても雲行きは怪しい。ジェダイの騎士の精鋭である政策委員の1人は、直近の金融政策決定会合が現状維持の姿勢を採用したことに反対し、以下のように発言している。

 「2%の物価目標の早期達成のためには、財政・金融政策のさらなる連携が重要であり、日本銀行としては、中長期の予想物価上昇率に関する現状評価が下方修正された場合には追加緩和手段を講じるとのコミットメントが必要である」

 つまり、経済の落ち込みだけを懸念して何もしない政府や日銀に対して、彼は「違う。やるか、やらぬかだ」と言い切っているのだ。

 時に、多くの人たちは、経済現象を自然現象と同一視してしまい、起こることを何でも受け入れてしまいがちだ。しかし、それは過ちである。

 全てにはわれわれのフォースが作用している。経済政策は経済現象に常に影響を及ぼしているのだ。

 フォースの力を正しく使えば、経済はうまく回るし、ダークサイドの力が増せば経済は危うくなる。全部本当に起こったことなのだ、ダークサイドも、ジェダイも。

 かつて暗黒卿が放った名言を思い出した。多くの人がそうなってほしいと思う一言だ。

 「アイ アム ユア ファーザー」(俺もリフレ派だ)

 はっと気が付くと、僕の前から暗黒卿は姿を消していた。相変わらずあの不気味な息使いだけはどこからともなく聞こえるが、姿は見えない。
金融政策決定会合後に記者会見する日銀の黒田総裁=2019年12月19日、日銀本店
金融政策決定会合後に記者会見する日銀の黒田総裁=2019年12月19日、日銀本店
 映画は42年の月日をかけて大団円を迎えたが、われわれの生活は終わることはない。これからますます忙しくなりそうだ。歳末の街角に僕も姿を隠すことにしよう。

 日本国民がフォースとともにあらんことを。