2020年02月27日 11:59 公開

アメリカのドナルド・トランプ大統領は26日、マイク・ペンス副大統領を新型コロナウイルスの対策担当に任命すると発表した。

ホワイトハウスで開かれた記者会見でトランプ大統領とペンス副大統領は、アメリカ国民が新型ウイルスによる感染症(COVID-19)に感染するリスクは非常に低いと述べた。

アメリカでは26日現在、60人の感染が確認されている。この記者会見の直後にも、さらに1人の感染者が確認されたと当局が発表した。

記者会見で大統領は、「ペンス副大統領を(対策担当に)任命する。マイクは今後、専門家や医師などと協力して対策に取り組む」と説明。「マイクにはこの件について才能がある」と述べた。

また、「対策チームはすばらしい。過去数週間にわたってこのチームと多くの時間を過ごしてきたが、みんなすばらしい」と話した。

トランプ氏はまた、アメリカが新型ウイルスに対処できると自信を持っていると述べたほか、近いうちにワクチンも開発されるだろうと語った。

しかし、国立アレルギー・感染症研究所のアンソニー・ファウシ氏は、ワクチンの準備にはどんなに早くても1年から1年半かかるだろうとの見方を示している。

「流行は不可避ではない」

トランプ大統領はこの日の会見の前、メディアが不必要に新型ウイルスに対する警告を発し、「このウイルスをできる限り悪いものに見せようとしていた」とツイートして批判された。

ツイッターには「アメリカはいたって健康体だ!」と書き込んだ。

一方で大統領は、アメリカでのCOVID-19流行に備えが必要だと認めている。

米国立予防接種・呼吸器疾患センターのナンシー・メッソニア博士は先に、アメリカでの流行は「不可避」であり、「問題はもはや(新型ウイルスの流行が)この国で起きるかどうかではなく、いつ起きるかだ」と述べている。

しかしトランプ氏は記者会見で、「不可避だとは思わない」と話し、アメリカ発着の空の便を制限した決定が感染抑制に功を奏したと称賛した。

保健福祉省のアレックス・アザール長官は、ホワイトハウスはCOVID-19の監視や地方自治体の協力体制、治療法の確立、マスクなど予防用品の増産など5項目を最優先事項に設定したと発表した。

一方でアザール長官は、アメリカでの感染者は今後も増える見込みだとの見解を発表した。

(英語記事 Trump puts VP in charge of coronavirus response