2020年03月23日 13:46 公開

世界中で新型コロナウイルスの感染拡大を遅らせる取り組みが進められるなか、アジアの株式市場は週明けの23日、取引開始から大きく下落した。

投資家らは、各国の政府や中央銀行が、差し迫った世界規模の深刻な景気後退の影響を和らげるのに苦慮していることを懸念している。

23日は、香港株式市場のハンセン指数が前週末比5%近く下げて取引を終え、中国・上海株式市場も同3.1%安となった。

ニュージーランドの主要株価指数は一時、下落率が前週末比10%を割り込んだが、終値は同7.6%となった。オーストラリア・シドニー株式市場でも売りが膨らみ、一時はASX200指数が同7%以上落としたが、同5.6%安で取引を終えた。

一方、東京株式市場では日経平均株価が反発し、前営業日比2.02%高の1万6887円78銭で取引を終えた。

原油先物も下落

世界的な景気低迷で、原油価格も落ち込んでいる。

各国における企業・商店の閉鎖や、大規模な移動禁止によりエネルギー需要が減っており、ブレント原油先物は4.5%下落した。

世界経済は低迷の度合いを増しており、各国政府が有効策を打てるか、懸念が広がっている。

米上院は22日、新型ウイルスのパンデミック(世界的流行)による経済への影響を鈍らせるための2兆ドル(約220兆円)規模の景気刺激策について採決を行ったが、大企業を優遇し過ぎているとして民主党が反対し、可決に至らなかった。

米株価は2月中旬と比べ、3分の1まで下落している。

(英語記事 Stocks fall as nations take coronavirus action