2020年03月30日 15:25 公開

北朝鮮は30日、「超大型」のロケット砲の発射実験を成功させたと発表した。この数時間前には韓国が、世界で新型コロナウイルスの感染が拡大している中、実験を遂行するのは「不適切だ」と非難したばかりだった。

韓国軍合同参謀本部は前日29日、北朝鮮が短距離弾道ミサイルを2発、発射したと発表。北朝鮮・元山から発射され、最大高度50キロで410キロ飛行したという。

韓国軍はこの実験について、「世界中がCOVID-19(新型ウイルスによる感染症)で困難な状況にある中、北朝鮮による軍事行動は非常に不適切で、即時中断を求める」と厳しい言葉で非難した。

北朝鮮はこれまでCOVID-19感染者の報告はないとしているが、専門家は疑っている。

北朝鮮は毎年、春になるとミサイル発射実験を増やす傾向にあるが、新型ウイルスの流行の中でもそれは変わらなかった。

29日の実験は今月に入って4回目で、これまでに計9発が発射されている。ジェイムズ・マーティン不拡散研究センターのシェイ・コットン氏によると、北朝鮮が1カ月に発射したミサイルの数としては、これは過去最多だという。

コットン氏は「これほど頻繁に発射実験が行われたのは2016年と2017年だけだ」と指摘し、北朝鮮が最近になって新しいミサイルを開発したのかもしれないと説明。BBCに対して、おそらく今後も実験を続けるだろうと話した。

(英語記事 North Korea hails 'super large' launcher test as virus timing condemned