2020年04月06日 9:08 公開

新型コロナウイルスに感染したロンドンの市バス従業員5人が死亡していたことが、4日までに明らかになった。

英労組「ユナイト」は、市バス職員が国民保健サービス(NHS)スタッフや介護スタッフを「勤務先に運ぶため、英雄のように働いてた」と述べ、5人の死亡を「悲劇」と呼んだ。

ユナイト幹部は、遺族を「出来る限りのあらゆる形で」支援すると述べた。

ロンドン交通局は、5人の死亡を「非常に悲しい」とコメント。ロンドンのサディク・カーン市長は「打ちのめされている」と述べた。

死亡したのは運転手3人と車掌2人だったという。

労組「ユナイト」は、「バス運転手を完璧に守る必要がある」と述べ、5人の死亡について話し合ったカーン市長も同意見だと話した。

ユナイトのピーター・キャヴァノー地域委員長は、「この前例のない危機において、バスの運行をできる限り安全なものにする」と強調した。

市バスは現在、車両の徹底洗浄、運転手の周りの防御スクリーン設置、手のための消毒薬設置、運転席に近い座席の使用禁止など、運転手を感染から守るための措置をとっている。

カーン市長は、公共交通の職員の安全を確保するため、これまで以上に安全対策を強化する方針を示した。

市長は遺族への追悼を述べた上で、「みんなのNHSがより多くの人命を救えるようにするため、みんなの公共交通機関の素晴らしいスタッフ、バスや地下鉄や路面電車や鉄道の職員が、英雄のような働きぶりを示している」とたたえた。

その上でカーン市長は、「その一方で、私たちもそれぞれ役割を果たさなくてはならない。それはつまり、公共交通機関を使うロンドン市民をできる限り減らすということだ」と述べ、「ほかにどうしようもないほど必要不可欠だという以外は、公共交通機関を使わないように」と呼びかけた。

(英語記事 Coronavirus: Five London bus workers die, union confirms