2020年05月18日 18:04 公開

イタリアやスペインなど欧州各国で18日から、新型コロナウイルスの流行を受けたロックダウン(都市封鎖)が緩和される。

イタリアでは2カ月以上にわたって全土でロックダウンが行われていたが、バーや美容院を含むほぼすべての企業活動が再開される。

スペインは首都マドリードとバルセロナ以外の都市で制限を緩和。最大10人までの集会が許される。

欧州各国では、1日当たりの死者数が堅調に減少傾向にある。

イタリアの17日の死者は、ロックダウン開始以降で最少の145人。3月27日のピーク時には、1日に900人以上が亡くなっていた。

スペインでもこの日の死者は87人と、ロックダウンの始まった3月14日以降で初めて100人を割り込んだ。

しかし各国当局は、油断すると感染の第2波につながるだろうと警告している。

18日からどうなる?

イタリアではレストランやバー、カフェ、美容院、その他の小売店舗などが、他者と距離を取る施策を講じることを条件に営業を再開できる。

キリスト教カトリック教会もミサを再開する予定だが、信者は厳格に社会的距離を取り、マスクを着用する必要がある。その他の宗教でも儀礼が再開される見込みだ。

一方で保健当局は、大規模な集会には引き続き感染の危険があると警告している。

スペインでは今週末までに、各地でロックダウンが解除される予定。

18日からはバーやレストランの屋外席が解禁されるほか、家族が再会したり、10人以下であれば友人などとの集会も認められる。

マドリードとバルセロナを含む北西部では制限の大半が継続されるものの、一部店舗が影響を再開できるという。

緊急保健センターのフェルナンド・シモン署長は17日、スペインは新型ウイルスの流行を食い止める「直前まできている」と話した。

しかし、第2波のリスクは「なお非常に大きい」としている。

そのほか、ベルギーでは厳しい条件のもと、初等・中等教育が再開された。

ポルトガル、ギリシャ、デンマーク、アイルランドなども、ロックダウン施策の緩和に動いている。

その他の状況

  • 米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、世界全体の感染者数は460万人を超えた。死者は31万2000人超に上っている
  • ブラジルでの感染者数がスペインとイタリアを抜いて世界4位になった
  • 米中央銀行の連邦準備制度理事会(FRB)は、米経済は2021年後半までパンデミックの影響から回復しないと警告した
  • インドは全土に課しているロックダウンを緩和するものの、5月31日まで延長すると発表した

(英語記事 European countries set to further ease lockdowns