2020年05月27日 10:59 公開

ドナルド・トランプ米大統領のツイートに対し、ツイッターは26日、初めてファクトチェック(事実確認)に関するラベルを付けた。

トランプ氏はこの日、「郵送投票は実質的に不正なものにならないとは(絶対に!)言い切れない。郵便受けから盗まれ、投票用紙は偽造され、違法に印刷すらされ、不正に署名される。カリフォルニア州知事は何百万の人々に投票用紙を送っている」とツイートした。


これに対しツイッターは、誤解を与える情報に関する新方針に基づき、投稿の最後の部分に警告ラベルを添付した。

青色の感嘆符に続き、「郵送投票について事実確認をする」よう、読者に呼びかけている。

この警告文はリンクになっていて、郵送投票に関するトランプ氏の主張を「根拠がない」とするページへとジャンプする。同ページは、CNNや米紙ワシントンポストなどの報道を引用している。

「言論の自由を抑圧」と反発

トランプ氏はこのところ、郵送投票の正当性に関し、実証されていない主張を繰り返している。

ツイッターのこの対応を受け、トランプ氏は同社について、「言論の自由を完全に抑圧している」と再びツイートした。

さらに、「私は、大統領として、こんなことは許さない!」とし、ツイッターは今秋の大統領選挙に介入していると非難した。

トランプ氏の選挙対策責任者ブラッド・パースカル氏も、「偏見にとらわれたフェイクニュースの『ファクトチェッカーズ』と手を組むことで、明白な政治手法に誤った信頼性を与えるツイッターの動きに煙幕を張っている。私たちが何カ月も前にツイッターから広告を引き上げたのはいくつもの理由があるが、明らかな政治的な偏りもその1つだ」とツイートした。

「誤解を与えかねない情報」

ツイッターは、偽の情報や誤解を与える情報の発信に対して、警告ラベルを付ける対策を強化すると表明していた。ただ、トランプ氏のツイートに対しては消極的だった。

同社は今回のツイートについて、「投票の仕組みに関して誤解を与えかねない情報を含んでいる」とした。

同社は今月に入って、警告ラベルの方針を更新した。

「おぞましいうそ」の削除を拒否

ツイッターは今回のラベル添付の直前、トランプ氏によるローリー・クラウスティスさんの2001年の死去に関するツイートについて、削除しないと決定していた。トランプ氏はクラウスティスさんが米放送局MSNBCの司会者ジョー・スカーボロー氏に殺害されたとする陰謀論を広めるツイートを何回かしていた。

クラウスティスさんの夫のティモシーさんは、トランプ氏のツイートには「おぞましいうそ」が含まれているとして、ツイッターに削除を求めていた。

同社は削除要求を拒否したが、ティモシーさんに対し、トランプ氏の発言でつらい思いをしたことは「とても残念だ」と伝えた。

(英語記事 Twitter tags Trump post with fact-checking warning