2020年07月04日 20:38 公開

記録的な豪雨により土砂崩れや河川の氾濫が相次いでいる熊本県で、7日夕までに確認された死者は50人を超えた。複数の報道機関が伝えた。

NHKは熊本県内の死者が51人、行方不明者は11人となっていると伝えた。

また、福岡県大牟田市でも大雨の影響で1人の死亡が確認されたと、複数の報道機関が報じている。

熊本県を襲った豪雨による土砂崩れや河川の氾濫は4日に発生。九州地方は7日も大雨に見舞われた。


今回の豪雨では、熊本県と鹿児島県が最も甚大な被害を受けている。避難指示は計20万人以上に出された。

ただ、避難所は新型コロナウイルスの感染リスク対策として、定員を少なくしている。共同通信は熊本県水俣市の中村俊彦危機管理防災課長の話として、避難所では社会的距離を確保するため、ほかの避難所へ移動を促したケースもあったと伝えた。

避難所での感染を恐れ、車内に避難している住民もいる。共同通信によると、そうした人たちには、同じ姿勢を保つことで深部静脈血栓症(エコノミー症候群)にならないよう呼びかけるチラシが配られている。


気象庁は、九州地方では経験したことのないような大雨となっているとした。

老人ホームで14人死亡

熊本県では4日夜、球磨川の堤防が決壊。氾濫も多くの場所で発生した。

同県球磨村の老人ホーム「千寿園」には川からの水が1階に流れ込み、14人が亡くなった。そのほかの入居者50人が救助された。

今回の豪雨被害は、昨年10月に死者90人以上を出した台風19号(ハギビス)以降で最悪の、日本における災害となっている。


(鹿児島県と熊本県芦北町の位置関係)

(英語記事 Japan braces for more rain as death toll rises