2020年07月05日 11:24 公開

ドナルド・トランプ米大統領は4日、アメリカの独立記念日を祝う式典をホワイトハウスで開き、アメリカが新型コロナウイルスとの戦いで「素晴らしい勝利」を収めつつあると強調した。一方で、最新集計によると、3日の新規感染者は5万2300人と過去最多を記録した。

ワシントンでは独立記念日を祝い、空軍機の編隊飛行や花火の打ち上げ、大統領の演説などが行われた。ホワイトハウスには、新型コロナウイルスの戦いに取り組んできた医療従事者数百人が招かれた。

ワシントンのミュリエル・バウザー市長は大勢が集まることの危険を強調していたが、ホワイトハウスの外にも数千人が集まり、独立記念日を祝った。

トランプ氏は演説で、新型コロナウイルスによる感染症「COVID-19」を「中国からの恐ろしい疫病」と呼び、アメリカが「素晴らしい勝利」に向かっていると述べた。

しかし、アメリカでは現在、西部や南部の諸州で感染被害が拡大しつつあり、一度解除した行動制限を再び実施する自治体も増えている。

米ジョンズ・ホプキンス大学の集計(日本時間5日午前現在)によると、3日に全米で新しく確認された感染者は過去最多の5万2300人。死者数は13万人に迫っている。

特に感染者の急増が目立つ南部フロリダ州では4日、新たに1万1458人の感染が確認された。

感染者数は39州で増加しており、米紙ニューヨーク・タイムズによると、アラバマ、アラスカ、カンザス、ノースカロライナ、サウスカロライナの少なくとも5州が3日、1日の最多記録を更新した。

https://twitter.com/WhiteHouse/status/1279428823386390535


11月の大統領選でトランプ氏と争う見込みの民主党のジョー・バイデン前副大統領はツイッターで、「今年の7月4日に、みんなにできる最も愛国的な行動は、マスクをつけることだ」と呼びかけた。

国内各地で独立記念日の祝賀行事が中止された。フロリダとカリフォルニア両州は海水浴場を閉鎖。記念パレードや花火打ち上げも、中止や規模の縮小が相次いだ。

アメリカの独立記念日に花火大会はつきものだが、今年は推測8割の市町村が花火打ち上げを中止した。

ニューヨーク市では例年、1時間にも及ぶ華やかな花火大会が恒例行事だが、今年は1週間をかけて毎日5分ずつの打ち上げが、未公表の場所で行われた。百貨店メイシーズ主催のこのイベントは、4日だけテレビ中継された。

野球の大リーグは第2次世界大戦以来初めて、オールスター戦を中止した。

(英語記事 Trump hosts 4 July event at White House amid Covid-19 spike