2020年07月16日 11:49 公開

国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長は15日、2021年の東京五輪に「全力で取り組み」、安全な開催に向けて「複数のシナリオ」を想定していると表明した。

東京五輪は今月24日から始まる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で3月に延期が決定。来年7月23日から8月8日に日程が変更されている。

バッハ会長は、「さまざまな対策」があるとした上で、無観客での開催は「我々が明らかに望んでいないことだ」と述べた。

「全ての参加者の健康を守りつつ、オリンピックの精神を反映させた解決策を練っている」

パンデミック以降、新型ウイルスの感染拡大につながる大規模な集会を避けるため、さまざまなプロスポーツが無観客で試合を再開している。

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ユースオリンピックは2026年に延期

バッハ会長は併せて、2022年に予定されていたセネガルでの第4回ユース・オリンピックを2026年に延期すると発表した。「経済的理由」と「世界的な保健危機」のためだとしている。

一方で東京五輪については「来年7月と8月の開催に向けて全力で取り組んでいる」と話した。

会長によると、IOCの調整委員会は「順調に仕事を進めて」おり、17日にビデオリンクで行われるIOCの全体会議で詳細が明らかになるという。

パンデミックを受けた安全性の確保についてバッハ会長は、「1年後の状況は分からないため、複数のシナリオを想定している」と話した。

組織委員会の武藤敏郎事務総長は6月、五輪の「簡素化」について協議を進めていると発言。大会は「華美なもの」にはならないだろうと述べた。

(英語記事 IOC 'committed' to Tokyo Olympics in 2021