2020年07月27日 10:49 公開

フランス西部ナントで18日に起きたサンピエール・サンポール大聖堂の火災で、ルワンダ出身の男(39)が放火したことを認めた。男の弁護士が26日に明らかにした。

男はルワンダからの難民で、ボランティアでサンピエール・サンポール大聖堂の管理人をしていた。火災の前日には、大聖堂の施錠を担当していた。

火災が起きた後に一時拘束され、事情聴取を受けたものの釈放されていた。

25日夜に男は逮捕された。名前は明らかにされていない。

弁護人は記者団に対し、男は自白をして「ほっとしていた」と述べた。

ロイター通信によると、カンタン・シャベール弁護士は容疑者が「おびえて、打ちのめされている」と話した。

放火された大聖堂は15世紀建立。17世紀のオルガンや歴史的なステンドグラスの窓などが破損した。

犯行の動機は不明。

ナントのピエール・サン検事は当初、3カ所で出火した形跡があり、放火の疑いがあると発表していた。

AFP通信によると、サン検事は25日、「火災による破壊および損壊」の罪で男を起訴したと発表。最大10年の禁錮刑と、15万ユーロ(約1860万円)の罰金が科される可能性がある。

消防当局は火災の映像をツイートした。

https://twitter.com/PompiersFR/status/1284380859727065089?s=20


火災は18日早朝に始まった。消防士100人以上の態勢で鎮圧し、大聖堂の主要構造物の損壊は免れた。

ジャン・カステックス仏首相は消防士たちの「プロ意識、勇気、自制心」を称賛した。

フランスでは昨年4月、パリの観光名所のノートルダム大聖堂で火災が発生し、尖塔(せんとう)が焼け落ちるなど甚大な被害が出た。

(英語記事 Volunteer admits starting Nantes cathedral fire