2020年08月08日 10:31 公開

イギリス外務省の「ネズミ捕り長官」、猫の「パーマストン」が7日、「公務」から引退して田舎で「目立たずゆっくり暮らす」ことにしたと「公式書簡」で発表した

外務次官に宛てたこの書簡でパーマストンは、自分がすでにロンドンの官庁街ホワイトホールを離れて、今では田舎で木登りや野原のパトロールに精を出していると明らかにした。引退先の詳細は明らかにされていない。

書簡ではさらに、かつては外務省でネズミを捕るほか、「寝るふりをしながら外国高官の会話を盗み聞き」していた自分が引退してしまうのは、「この国の情報収集に大きな損失となる」だろうが、自分も年をとったので、外交の公務から引退して自分のための時間を楽しもうと思うと書かれている。

白黒の保護猫パーマストンは、2016年にロンドン南部バタシーの動物保護施設から外務省に引き取られた。ツイッターアカウント「@DiploMog」のフォロワーは10万8000人を超える。

名前は、19世紀半ばに外相や首相を歴任したパーマストン子爵にちなんだもの。

パーマストンはサー・サイモン・マクドナルド外務次官に宛てた手紙で、新型コロナウイルス感染対策として、自分も多くの公務員と同じように「在宅勤務」を選択し、「以前と同じように勤勉」に務めていると書いている。

また、公務から引退しても「イギリスと外務省のための大使」であり続けることを約束し、自分が外務省で人間の職員に並行して作り上げた「外交猫」や「外交犬」のネットワークが今後もイギリスのために活躍するだろうと期待を込めた。

外務省は首相官邸と近接しており、官邸の「ネズミ捕り長官」猫のラリーとパーマストンは、しばしば報道陣の目の前で「非外交的」な衝突を繰り返した。

パーマストンの後任についてはまだ発表がないため、外務省のネズミは喜んでいるかもしれない。ネズミたちの公式コメントはまだない。

(英語記事 Foreign Office cat Palmerston retires to countryside