2020年08月08日 11:22 公開

インド南部ケララ州コーリコードの空港で8日午後7時40分(日本時間午後10時10分)、格安航空エア・インディア・エクスプレスの旅客機が大破する事故が起きた。この飛行機には190人が乗っていたが、少なくとも17人が死亡した。

航空当局によると、ドバイから空港に到着したボーイング737は、着陸時に大雨の中で滑走路を横滑りして外れ、2つに折れたという。

インドのナレンドラ・モディ首相は、「飛行機事故に心を痛めている」と表明した。

https://twitter.com/narendramodi/status/1291775276599263233


ケララ州のピナライ・ヴィジャヤン首相はツイッターで、現場での救助作業は終了し、生存者はコーリコードとマラップラムの病院に搬送されたと説明した。

けが人は何十人にも上り、うち15人は重傷だという。

エア・インディア・エクスプレスは、死者の中には同機のパイロット2人が含まれていると発表した。

事故はなぜ起きた?

IX1134便には乳児10人を含む乗客184人と、乗務員6人が乗っていた。

ケララ州は現在モンスーンの季節で、空港には事故当時、激しい雨が降っていた。同州ではこの日、大雨による地すべりで数十人が亡くなったとみられている。

同便は空港への着陸を一度諦めた後、2度目の着陸を試みたところで滑走路を外れた。

ハルディープ・シン・プリ民間航空相によると、飛行機は「雨天の中で滑走路をオーバーラン」し、10メートルの傾斜を滑り落ちた後に機体が折れた。

今後、インドの航空機事故調査局が正式な調査を行うとしている。


国家災害対応部隊のS・N・プラダン長官は、コーリコードの空港は「台地の上に滑走路があり」、事故機は滑走路の上を横滑りしたあと、「溝」に落ちたと説明。その際、溝の底で受けた衝撃で機体が折れ、前半分が「ひどく押しつぶされて損傷を受けた」と述べた。

プリ民間航空相は民放DDニュースの取材で、火災が起きなかったため、救助隊が乗客を救助できたと話した。

インドでは以前にも、6月から9月まで続くモンスーンの季節に航空機事故が起きている。

2010年5月には、同じくエア・インディア・エクスプレスの旅客機がマンガルール空港の滑走路を外れて衝突し、158人が亡くなった。

マンガルールでは同様の事故が2019年7月にも起きたが、この時は死者は出なかった。

(英語記事 Air India jet breaks in two in Kerala killing 17