2020年08月10日 13:06 公開

早期に新型コロナウイルスの感染拡大を防いだニュージーランドは9日、市中感染がゼロになってから100日目を迎えた。政府は重要な節目だとしつつ、感染の第2波が起きる可能性はあると述べ、現状に満足しないよう警告した。

ニュージーランドで市中感染が最後に確認されたのは、ロックダウン(都市封鎖)が緩和されてから数日後の5月1日だった。

9日時点で、新規感染者は4日連続で確認されていない。

現在確認されている国内の感染者数は23人に留まっており、全員が隔離されている。

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感染封じ込めを世界が称賛

人口480万人超のニュージーランドでは今年2月下旬以降、合わせて1219人の感染と22人の死亡が確認されている。多数の死者・感染者を出しているほかの国と比べて、感染の封じ込めに成功している。

パンデミック(世界的流行)への対応で国際的に称賛されているニュージーランド政府は、3月から開始したロックダウン措置をほぼ全て解除している。

早期のロックダウンや厳格な国境管理のほか、効果的に健康に関するメッセージを発信し、積極的にウイルス検査や感染経路の追跡を行った結果、国内からウイルスを事実上排除できたと評価されている。

現状に満足しないよう警告

しかし当局は、依然として感染の第2波が起きる可能性はあるとして、現状に満足しないよう警告している。

「100日間、市中感染ゼロを達成したことは重要な節目だ。しかし、誰もがご存知の通り、現状に安穏としている余裕はない」と、アシュリー・ブルームフィールド保健局長官は9日に述べた。

「海外の事例から、ウイルスがいったん制御された場所で、いかに急速に感染が再発して拡大するか、目の当たりにしてきた。ニュージーランドでの今後の発生を迅速に食い止めるため、態勢を整えておく必要がある」

ジャシンダ・アーダーン首相も同様の論調で、警戒を示しつつ喜びをあらわにした。

100日という節目を迎えたからといって、感染が再び急増する「リスクが減るわけではない」とし、警戒を続ける必要があると述べた。


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(英語記事 New Zealand sees 100 days without local virus case