2020年08月11日 12:34 公開

ドナルド・トランプ米大統領は10日、ホワイトハウスでの記者会見中に突然、シークレットサービスの案内で会見室を退出した。約9分後に戻り、ホワイトハウス近くで何者かが銃撃されたと説明した。

トランプ氏は記者団に、事態は「完璧に掌握された」と述べた。また、「私が知る限り」として、武装した容疑者をシークレットサービが銃撃したと述べた。

この騒ぎで、ホワイトハウスは一時封鎖された。

AP通信は地元消防当局の話として、容疑者の男は重傷もしくは重体だと報じた。また、当局が男の精神疾患の有無について調べていると伝えた。

「容体はわからない」

この日の記者会見では、壇上で発言中だったトランプ氏にシークレットサービスの隊員が歩み寄り、耳打ちをした。

直後にトランプ氏は会見室を退出。その際、「え!」、「何が起きているんだ」と話すのが確認された。


会見室に戻った後、トランプ氏は、この出来事で何者かが病院に運ばれたと述べた。

また、非常事態だったとした上で、シークレットサービスの対応をたたえた。

「ホワイトハウスの外で発砲があった」、「完璧に掌握されたようだ」。

「実際の発砲があり、何者かが病院に運ばれた。容体は分からない」

「世界はいつも危険だ」

トランプ氏は、容疑者が自分に悪意を抱いていたかは不明だとして、「私とは無関係かもしれない」と述べた。

動揺したかと記者に問われると、「動揺しているように見えるか?」と答えた。

そして、「これが世界の現実なのは残念なことだが、世界は前からいつも危険な場所だった。とても危険な場所だ。今後もおそらく、しばらくそうだと思う」と述べた。

会見室から退避した後は、執務室に移動していたという。

スティーヴ・ムニューシン財務長官、ラス・ヴォウ行政予算管理局長らも会見室から退出し、ドアがロックされた。

シークレットサービスの説明

シークレットサービスはツイッターで、「17丁目の通りとペンシルヴェニア通りの交差点で、隊員1人が発砲に関わった」と発表。

その後、「USSS(シークレットサービス)隊員の発砲に絡んで捜査が続いている。対象の男とUSSS職員がともに地元病院に搬送された。この出来事でホワイトハウスの施設が侵入されたり、警護対象者が危険にさらされたりしたことは一時もなかった」とツイートした。

https://twitter.com/SecretService/status/1292973332552396800

さらにその後、ホワイトハウス近くの通りの角で51歳男性がシークレットサービス隊員に近づき、「武器を持っている」と告げた後、勢いよく走って接近しながら発砲するかのような行動をとったため、隊員は男性の腹部に発砲したとツイッターで説明した

(英語記事 Trump exits briefing as man shot near White House