2020年08月23日 13:29 公開

世界陸連会長のコー男爵(セバスチャン・コー氏)は21日、BBCのインタビューで、東京五輪が来年開催されない場合、陸上競技界は「型にとらわれずに考える必要があるかもしれない」と述べた。

東京オリンピック・パラリンピックは、新型コロナウイルスの影響で1年延期された。ただ、コー会長はBBCラジオ4の番組トゥデイで、新たな日程で開催される「確実性はない」と話した。

そのうえで、五輪に代わる大会を催す可能性について言及した。

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コー会長は、「東京五輪の開催を心から願っている」と述べ、こう続けた。

「そうあってはほしくないが、もし全般的に競技シーズンの継続がかなり困難になった場合は、違う種類の大会の創設について、少しばかり型にとらわれない発想をする必要があるかもしれない」

2012年ロンドン五輪で組織委員会の会長を務めたコー氏は、東京五輪が無観客となる場合、それでも開催する価値はあるとした。ただ、そうした考えは純粋にはうれしくないと述べた。

業界内の虐待やドーピングにも言及

BBCスポーツは今月、イギリスの世界レベルのスポーツ選手19人が2017年以降、コーチによって精神的虐待や無視をされていたと報じた

これについてコー氏は、スポーツに関わる者が無関心でいることは認められないと強調。「嫌がらせや虐待の報告があれば非常に真剣に受け止め、厳密に調査することがスポーツ団体にとって最も大事だ」と述べた。

一方、ロシア陸上競技連盟(RUSAF)は今月、国家ぐるみのドーピング違反で世界陸連から除名されるのを避けるため、世界陸連に480万ポンド(約6億6500万円)を支払った。

コー氏はこれに関し、ロシア選手の競技参加を認める前に、RUSAFは世界陸連に対して資格回復のための取り組みを示す必要があると話した。

(英語記事 Athletics 'may have to think out of box'