2020年08月24日 14:08 公開

ドナルド・トランプ米大統領(74)の姉が弟について「彼は、大事にしている原理原則が何もない偽者」と発言した際の録音が、浮上した。トランプ氏と家族について暴露本を発表した、めいのメアリ・トランプ氏による秘密録音を、米メディアが入手した。

連邦控訴裁判事だったメリアン・トランプ・バリー氏(83)はめいのメアリ・トランプ氏に対し、トランプ氏について「とんでもないツイートとかうそとか、もう本当にひどい」、「何もかもでたらめで、しかも残酷」と話したという。

この発言を録音したメアリ氏は、著書「Too Much and Never Enough: How My Family Created the World's Most Dangerous Man」(多すぎる、いつも足りない:いかに私の家族が世界で最も危険な男を作り出したか)を7月に出版している。発言は、本の中にも登場する。メアリ氏は、大統領の長兄で1981年に42歳で死去した、フレッド・トランプ・ジュニア氏の娘。

伯母の発言をひそかに録音したのは、自分を訴訟から守るためだと、メアリ氏は説明している。

ホワイトハウスは、バリー氏の発言について「今日もまた何かが話題になってる。知ったことか」というトランプ氏の反応を発表した。

バリー氏の発言の録音については、米紙ワシントン・ポストが最初に伝え、次に米AP通信が内容を確認したと伝えた。

「大学は替え玉受験」

メアリ氏による録音のなかで、バリー元判事はトランプ政権による移民政策を批判。特に、メキシコとの国境で幼い子供が家族から引き離され、収容施設に入れられている様子を批判した。

「ただ支持基盤に気に入られたいだけ」、「大切にしている原理原則など何もない」と、バリー氏はトランプ氏について話している。

メアリ氏は著書の中で、トランプ氏が大学進学共通試験SATを受けるに当たり、友人に金を払い替え玉受験をしてもらったと書いている。

録音された会話の中でバリー氏もこれに言及し、代理受験した友人の名前も覚えていると話していた。

「ペンシルヴェニア大学に入れたのは、別の人が試験を受けたから」とバリー氏は述べている。

バリー元判事はこれまで、ドナルド氏とは仲が良く、大統領として応援していると発言している。自分が手術のため入院していた時には、毎日面会にきてくれたと話していた。

「一度で義理は果たせるから、それで十分だったのに。それ以上のことをしてくれた。それが愛情表現というものでしょう」とバリー判事は言っていた。さらに、「ドナルドと競争しようとしても無駄だと、子供の頃から分かっていた」とも発言している。

(英語記事 Donald Trump's sister says he's an 'unprincipled phoney'