2020年09月16日 11:23 公開

治療困難な白血病と闘っている18歳の男性が、治療費として6日間で50万ポンド(約6800万円)を集め、話題となっている。

英ハートフォードシャー州レッドボーン在住のアルヴィア・コーエンさんは、3年前に白血病と診断された。

これまでに化学療法と骨髄移植の手術を受けたが、今年1月に医師から「もう選択肢がない」、「限られた時間しか残されていない」と告げられた。

コーエンさんはその後、シンガポールでの最先端治療を受けるため、ファンドレイジングのサイトを開き、資金を集めることにした。

コーエンさんのファンドレイジングのサイトでは、これまでに1万7000人が寄付。中には1万3000ポンド(約180万円)を寄付した人もいた。

コーエンさんはこの3年間で、化学療法を数回、放射線治療を2回、そして双子のきょうだいジャスティンさんから骨髄移植を受けている。

今回、コーエンさんがシンガポールで受けるのは、CAR-T細胞療法と呼ばれる治療。この治療法では、患者の免疫細胞をCAR(キメラ抗原受容体)と呼ばれる特殊なたんぱく質を作れるように変え、がんを攻撃させる。

寄付金についてコーエンさんは「たくさんの支援に感激している」と語った。

「素晴らしいことで、言葉が見つからない。こんなに短期間にこんな多くの寄付をしてもらえるとは思っていなかった」

「とても力づけられたし、何度でもありがとうと言いたい。私を知らない人たちが集まって寄付をしてくれたことは素晴らしい経験だ」

コーエンさんはまた、母校のラウンドウッド・パークや、これまで治療に当たっていたユニヴァーシティー・コレッジ・ロンドン病院にも感謝を表明した。

コーエンさんはこのほど、英オックスフォード大学への入学が決まり、生物医科学を専攻する予定。

生物医科学を選択した理由についてコーエンさんは、「病気との闘いを助け」、「誰かに奇跡的な回復のチャンスを与えられるかもしれない」からだと話している。

(英語記事 Man, 18, raises £500,000 for leukaemia treatment