2020年11月02日 12:11 公開

カナダ東部ケベックシティーでハロウィーンの10月31日夜、中世風の服を着て「日本刀」を持った男が、少なくとも2人を刺殺した。警察が発表した。

襲撃は議事堂や歴史的建造物などがあるオールド・ケベック地区で発生。他に5人が負傷した。

最初の通報は31日午後10時半前にあり、20代半ばの男性容疑者が1日午前1時前に逮捕された。身元は明らかにされていない。

警察によると、容疑者と過激派組織との関連は、初期捜査では確認されていない。

ジャスティン・トルドー首相はツイッターに、「昨夜ケベックシティーで起きた恐ろしい襲撃で殺害された2人のことを思い、心が張り裂けている」と投稿。負傷者らの回復を願っているとした。

また、初期対応に当たった人たちに感謝を表明した。

現場で取材した記者らは、議事堂前の警察指揮所の写真などをツイッターに投降した。

https://twitter.com/iciquebec/status/1322762536865959936


日本刀で武装

地元警察のロバート・ピジョン署長は1日の記者会見で、襲撃はあらかじめ計画されていたとみられると述べた。

また、容疑者はモントリオール郊外出身で、「最大の被害を加えるために」ケベックシティーに来ていたと説明。

「中世風の衣装を身につけ、日本刀で武装していた。状況から、行き当たりばったりに犠牲者を選んだとみられる」と話した。

容疑者は5年前に「医療絡みの」襲撃事件を起こしたと話しているが、警察は認知しておらず、容疑者に犯罪歴も見当たらないという。

地元紙ル・ソレイユによると、容疑者は逮捕時、はだしで地面に寝そべり、低体温の状態だった。警察には抵抗することなく投降したという。

容疑者は「鑑定」のために病院に搬送されたという。

警察によると、負傷した5人のけがの状態はさまざまで、病院で治療を受けている。警察は被害者らの名前や年齢を公表していない。

(英語記事 Man armed with sword kills two in Quebec