2020年11月21日 12:04 公開

ドナルド・トランプ米大統領の長男、ドナルド・トランプ・ジュニア氏(42)が新型コロナウイルスに感染していることが明らかになった。広報担当が20日、発表した。数日前に陽性が確認され、現在は自主隔離しているという。

「今のところ完全に無症状で、医学的に推奨されるCOVID-19対策ガイドラインにすべて従っている」という。ニューヨーク州北部にある狩猟用の別荘で自主隔離しているという。

トランプ大統領の子供が新型ウイルスに感染するのは、14歳のバロンさんに次いで2人目。トランプ大統領とメラニア夫人は10月初めに感染を発表した。

トランプ・ジュニア氏は大統領選において精力的に活動し、今後は自分もホワイトハウスを目指すのではないかと高まる観測を否定していない。

元検察官でフォックス・ニュースの司会者でもあった恋人のキンバリー・ギルフォイルさんは今年7月に感染し、後に回復している。トランプ・ジュニア氏は当時は感染しなかったもよう。

トランプ・ジュニア氏は先月、フォックス・ニュースで新型コロナウイルスの被害実態はたいしたことがないと発言して、批判された。同氏は「(マスコミは)どうして死者数の話をしないんだ? たいした数字じゃないからだ。もう(パンデミックが)どういう仕組みか分かって、制御できるようになったからだ」と強調していた。

アメリカの感染者は累計1180万人で、25万3000人以上が死亡している。

新型ウイルスによる死者数が25万人を超えたアメリカでは19日、1日あたりの死者数が6月以来初めて2000人を超えた。

米誌アトランティックなどが全米各州保健当局のデータを集計する企画「Covid Tracking Project」(COVID追跡計画)によると、20日だけでも19万2000人の感染がアメリカで確認された。

20日にはトランプ・ジュニア氏の陽性発表に先立ち、トランプ大統領のアンドリュー・ジュリアーニ特別顧問も陽性判定が出たと発表した。

アンドリュー氏は、大統領の私設弁護士ルディ・ジュリアーニ氏の息子。軽い症状が出ているという。

BBCがアメリカで提携するCBSニュースによると、ホワイトハウスではこの数日で少なくともスタッフ4人の感染が確認された。

今月初めには、マーク・メドウズ大統領首席補佐官も感染。トランプ陣営でも訴訟担当など感染者が相次いでいる。また、与党・共和党の議会関係者の間でも感染が増えている。

(英語記事 Donald Trump Jr tests positive for coronavirus