2020年11月25日 12:49 公開

米電気自動車(EV)メーカー「テスラ」のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が、米マイクロソフトの共同創業者ビル・ゲイツ氏を抜いて世界2位の資産家となった。

テスラ株が急上昇したことを受け、マスク氏の純資産は72億ドル(約7529億円)増の1280億ドル(約13兆3861億円)に跳ね上がった。

米ブルームバーグの長者番付によると、トップは米アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏。

テスラの株がS&P500種株価指数の構成銘柄として採用されることが決まったことを受けて買いが進み、同社の時価総額は24日、5000億ドル(約52兆円)を突破した。

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マスク氏は24日にドイツで、大衆消費市場に小型車で参入し、欧州での事業を拡大することはテスラにとって「理にかなっている」と述べた。

「アメリカでは個人的好みを理由に車両はもっと大型になる傾向がある」とし、「欧州ではもっと小さいものが好まれる傾向にある」とマスク氏は述べた。

テスラは数年間、損失を生んだ後、新型ウイルスのパンデミックによる経済への打撃が続いているにも関わらず、5四半期連続で利益を上げている。

テスラはトヨタや独フォルクスワーゲン(VW)、米ゼネラル・モーターズ(GM)といったライバル企業と比べてわずかな台数しか製造していないにも関わらず、世界で最も価値のある企業となっている。

ゲイツ氏とベゾス氏

マイクロソフト共同創業者のゲイツ氏は、2017年にアマゾン創業者ベゾス氏にトップの座を奪われるまで、世界で最も裕福な人物だった。

ゲイツ氏の純資産は1277億ドル(約13兆3510億円)だが、数十年にわたって慈善団体に多額の寄付をしていなければ、さらに多くなっていただろう。

ベゾス氏の純資産は1820億ドル(約19兆150億円)と、ブルームバーグが推定している。同氏もまた、パンデミックの最中にアマゾンのサービスへの需要が高まったことから個人資産が膨らんだ。

たびたび論争を引き起こすマスク氏は14日にツイッターで、軽度の新型ウイルス感染症COVID-19に感染した「可能性が高い」とし、「軽い風邪」の症状があると明かした。

この翌日にはマスク氏が所有する「スペースX」の新型宇宙船「クルードラゴン」の打ち上げを控えていた。日本の野口聡一さんらが搭乗した宇宙船は予定通り打ち上げられた。

(英語記事 Elon Musk becomes world's second richest person