2020年11月26日 14:35 公開

イギリスの名門男子校イートン校で、寮の寝室に「夜這い」し生徒に性暴力を働いていたとして、元教師が有罪となった。

レディングの裁判所によると、マシュー・モーブレイ被告(49)は宿題について相談があるとして生徒の部屋を訪ねていた。

判決では、未成年に対する性暴力事件8件で有罪となった一方、少女1人に対する疑惑では無罪となった。

モーブレイ被告は先に、未成年のわいせつ画像作成の6件と、のぞき1件の事件について罪を認めていた。

イートン校は1440年、ヘンリー6世によって創設された全寮制の私立校で、日本の中高一貫校に当たる。

サウザンプトン出身のモーブレイ被告は、逮捕後すぐにイートン校の教職を解かれている。

裁判では、被告が「自分の性的欲求のために」定期的に生徒たちを「夜這い」していたことが明らかになった。

ある生徒は、「強い力で抱きしめられ」て下半身を触られたと証言した。別の生徒は、教師から性的な接触を受け「とても不快で、固まるしかなかった」と語った。

マーク・トンプソン検察官は、「被害者は、部屋に夜な夜な被告が訪ねてくることに不快感を覚えていた」と指摘。

「はっきりとした性行為ではなかったにしろ、被害者は接触が間違っていると理解していた一方で、どうすればいいのか途方にくれていた」と述べた。

「モーブレイ被告の意図は、パソコンに残っていたわいせつな画像から明らかになった。この証拠があるからこそ、陪審員に被告は自分の性的欲求を満たすために生徒に触れていたのだと証明することができた」

「深い後悔」

イートン校のサイモン・ヘンダーソン校長は、モーブレイ被告が「信頼ある立場を利用し、守るべき生徒たちを裏切った」ことに「憤慨」していると述べた。

また、「裏切られたという明確な気持ちとともに、彼の犯罪を事前に特定できなかったことについて、ショックと深い後悔を覚えている」と語った。

「イートンが全ての生徒にとってもっと開かれて支援のある環境であり続けられるよう、職員は一層の努力を払う。そうすることで引き続き、どんな悩みでも打ち明けて良いと思ってもらえるだろう」

その上で、被害を受けた生徒に「全面的に謝罪」し、「その卓越した勇気と気品」に敬意を払うと述べた。

モーブレイ被告は裁判で証言しなかった。量刑は後日、言い渡されるという。

被告は、イートン校の職員や親と接触しないこと、イートン校や近隣地域を訪問しないこと、監視のない状態で16歳未満の未成年と接触しないことを条件に、保釈されている。

(英語記事 Eton teacher guilty of sexually assaulting pupils