2020年11月27日 12:49 公開

韓国は26日、今月初旬に北朝鮮からの逃亡者が南北軍事境界線を越えて韓国側へ侵入できたのは、軍事境界線に設置している監視センサーのネジが緩んでいたことが原因だったと明らかにした。この脱北者はその後、監視カメラで追跡され拘束された。

韓国当局は今月初旬、軍事境界線にある柵を飛び越えて北朝鮮から逃れてきたと話す男性1人を拘束した。この男性は20代後半で、元体操選手だと報じられた。

韓国軍合同参謀本部は26日、ネジが緩んでいたため、軍事境界線のセンサーが正常に機能していなかったと明かした。今後、軍事境界線にある全てのセンサーをチェックするという。

監視システムは2015年に設置されたもの。柵に何らかの衝撃が加わると、警備兵に警告する仕組みになっている。

元体操選手の脱北者は軍事境界線を越えた後、監視カメラで発見された。

侵入者を感知できず

この問題をめぐっては、北朝鮮からの侵入者に対応できないことを示しているとして、韓国国内で強い批判が上がっている。

元体操選手の脱北者を追跡した後に柵を点検したところ、柵が押し倒されていたことが判明した。センサーが機能していれば感知するはずだった。

韓国メディアによると、当局はこの若い脱北者に何度もジャンプさせて、越境の話が本当か確認したという。

人権侵害が多数批判されている抑圧的な北朝鮮からは、毎年約1000人が逃れている。

(英語記事 Loose screws blamed for Korean gymnast defection