2020年12月09日 15:08 公開

中国当局は8日、米トリップアドバイザーなど105種のアプリを国内のアプリストアから排除したと発表した。ポルノや売春、ギャンブル、暴力に関係するものを無くすのが狙いだとしている。

排除されたアプリの大半は中国製。サイバースペース管理当局は対象のアプリについて、国内の3つのサイバー関連法のどれかに違反しているとしたが、詳細は明らかにしなかった。

この排除は、アメリカで中国の動画共有アプリTikTokに対して予定されていた利用禁止措置を一時差し止める、2つ目の司法判断が出たタイミングで実施された。

アメリカでは、ドナルド・トランプ大統領が安全保障上の理由を挙げてTikTokを禁止しようとしたことについて、連邦地裁のカール・ニコルズ裁判官が、行き過ぎた大統領権限の行使だとの判断を示した。TikTokに有利な判断をした裁判官は2人目。

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トリップアドバイザーが排除された理由は不明。BBCは同社にコメントを求めたが、返答を得られていない。

サイバー分野で緊張高まる

アメリカと中国の関係はここ数カ月、サイバースペースの分野で緊張が高まっている。

トランプ氏が今夏、TikTokを禁止する方針を発表した際には、中国当局はアメリカが「弱い者いじめ戦略」を取っていると非難。中国企業の利益を守るため、「必要な措置」を取るとした。

中国ではインターネットは厳しく規制されている。グーグル、フェイスブック、ツイッターの米企業のサービスはすべてブロックされている。

(英語記事 China bans 105 apps including TripAdvisor