2021年01月18日 15:13 公開

アフガニスタンの首都カブールで17日、最高裁判所の女性判事2人が銃で撃たれて死亡した。同国ではこのところ、政治家やジャーナリスト、活動家などの暗殺事件が相次いでいる。

名前の明かされていない2人は、裁判所へ向かう際に襲撃された。2人の乗っていた車の運転手も負傷している。

犯行声明は発表されていない。

アフガニスタンをめぐっては、アメリカのドナルド・トランプ大統領が米軍撤退を指示したことから安全上の懸念が高まっている。アフガニスタンには現在、米兵が2500人しか残っていない。

同国のアムルラー・サレフ副大統領はBBCの取材に対し、米軍撤退によって国が不安定になり、さらなる暴力のリスクが高まっていると話した。

相次ぐ暗殺事件

昨年12月には、エニカスTV・ラジオでジャーナリストとして働いていた女性ジャーナリストのマララ・マイワンドさんが、ジャララバードに仕事で出かける途中に銃撃された。

マイワンドさんは公民権運動の活動家でもあり、女性がこの国でジャーナリストとして働く苦難について語っていた。

北大西洋条約機構(NATO)と欧州連合(EU)が、アフガニスタンでのジャーナリスト暗殺を非難する声明を出したばかりだった。

このほか、元テレビ司会者のヤマ・シアワシュさんが11月、首都カブールの自宅近くで、車に仕掛けられた爆弾で殺害された。南部ラシュカル・ガーでも、ラジオ・リバティーのアリヤス・ダイー記者が自動車爆弾で殺された。

また、映画監督のサバ・サハルさんはカブールで銃撃されたが、一命を取り留めている。サハルさんはアフガニスタンで最初に映画監督となった女性の1人。

一連の暗殺をめぐっては、反政府組織タリバンの関与が疑われているが、タリバンは認めていない。

アフガニスタン政府とタリバンは現在、カタールの首都ドーハで和平交渉を進めている。

(英語記事 Female judges shot dead in Kabul