2021年01月28日 13:26 公開

ニュージーランド観光局はこのほど、観光地でソーシャルメディアのインフルエンサーに感化された写真ばかりを撮らないよう、旅行者に求めるキャンペーンを開始した。

キャンペーンの動画では、ニュージーランドが「ソーシャルメディアの影響」を受けている旅行者の取り締まりを進めていると、冗談交じりに紹介。

「浴槽の中の後姿」や「山の頂上で腕を広げる」といった陳腐な写真を撮らず、独自の発想をもってほしいと訴えた。

当局は、同じような構図の写真ばかりを見るようになったためにこのキャンペーンを始めたとしている。

観光局の国内マネジャーを勤めるビョーン・スプレイツァー氏は地元ニュースサイトの取材で、「ニュージーランドにはSNSのトレンド以上に素晴らしいことがたくさんある」と語った。

この動画は観光局の「Do Something New(何か新しいことをしよう)」キャンペーンの一環。同キャンペーンは、新型コロナウイルスのパンデミックによって国境を封鎖してから始まった。

動画にはコメディアンのトム・セインズベリー氏が出演。「ソーシャル観察隊」となって、観光客がインフルエンサーのような写真を撮るのを阻止している。

https://www.youtube.com/watch?v=Trs-isdu4eE


山の頂上で腕を広げている男性には、「こういう写真は前に見たよ」と語りかけている。

また、ラヴェンダー畑でポーズを取る人をこき下ろしたり、岩の上に座っている人を「考える人」とからかっている。

ニュージーランドではワナカ湖に生えている木や、近郊のロイズ・ピークなどがSNS利用者に人気で、多くの人が同じポーズで写真を撮っている。

2018年には、ロイズ・ピークでの写真撮影に並ぶ人の列を写した写真がソーシャルメディアで話題となった

https://twitter.com/lukasstefanko/status/1066823108546478080?lang=en

「Do Something New」キャンペーンでは、旅行者に違う場所を訪ねることを推奨している。独創的な写真を撮って「#DoSomethingNewNZ」のハッシュタグでソーシャルメディアに投稿すれば、500NZドル(約3万7000円)相当の国内旅行券が当たる抽選も行っている。

(英語記事 New Zealand seeks to stamp out influencer clichés