2021年02月08日 18:28 公開

ドナルド・トランプ前米大統領に対する弾劾裁判の審理が9日、連邦議会上院で始まる。昨年1月から2月にかけての最初の弾劾裁判に次いで、2度目となる。

1月6日に起きた連邦議会議事堂への襲撃について、トランプ氏が「反乱を扇動した」とする弾劾決議案を、民主党が多数を占める下院は1月13日に可決した。

下院のこの決議を受けて上院が弾劾裁判を開く。定数100の上院は現在、50対50で、上院議長でもあるカマラ・ハリス副大統領の票を合わせると51対50で民主党が多数党だが、弾劾裁判の有罪評決には3分の2以上の賛成が必要。つまり共和党から17人の上院議員が有罪に賛成しなくてはならないが、ほとんどの共和党上院議員はトランプ氏を支持している。

トランプ氏はすでに大統領を退任しているため、仮に弾劾裁判で有罪となっても大統領を罷免されることはないものの、民主党はトランプ氏が二度と連邦政府の公職に出馬できないようにしたい方針だ。

すでに退任した前大統領への弾劾裁判という前例のない事態について、BBCのポール・アダムス記者が解説する。