2021年02月13日 11:49 公開

米政府は12日、T.J.ダクロ副報道官が女性記者を「破滅させる」と脅したとして、1週間の職務停止処分にした。

米誌ヴァニティ・フェアによると、ダクロ副報道官は、政治ニュースサイト「ポリティコ」のタラ・パルミエリ記者が、別の記者との恋愛関係を調査していると知り、電話で「お前を破滅させてやる」と脅した。副報道官はさらに女性蔑視など侮蔑的な暴言をパルミエリ記者に浴びせたという。

パルミエリ記者は、ニュースサイト「アクシオス」のアレクシ・マキャモンド記者とダクロ氏の交際について調べていた。マキャモンド記者は、ジョー・バイデン大統領の大統領選取材を担当していた。

ジェン・サキ大統領報道官は12日、ダクロ氏がパルミエリ記者に謝罪したと明らかにした。ダクロ氏はこの件についてコメントしていない。

サキ報道官はツイッターで、ダクロ氏は「誰よりも先に、このような振る舞いはバイデン大統領が示した行動規範に見合うものではないと認めている」と書いた。

報道官はその上で、ダクロ副報道官は1週間の無給職務停止処分を受けるほか、復帰後もポリティコ記者たちと関わらない形で働くと説明した。

バイデン大統領は就任初日、ホワイトハウスのスタッフに、いじめや強圧的な行動は一切容認しないと告げていた。大統領はその際、「軽い気持ちで言っているんじゃない。私と一緒に働く中で、君たちが同僚に失礼な態度をとったり、見下した物言いをしたりするのを耳にしたら、私はその場で君をくびにする。言い訳は聞かない」と述べていた。

こうしたことから、ダクロ副報道官への処分について軽すぎるという批判も上がっている。

たとえばCNN司会者のジェイク・タッパー記者は、「これはただ単にバイデンが誓約したことや、もっと広い意味でまともで誠実な対応を約束したことに違反するだけじゃない。私はもう20年以上、報道官と言い争ってきたが、こんな物言いをされたことはない。これは女性蔑視で、女性記者が直面するダブルスタンダードを象徴するものだ」と批判した。

https://twitter.com/jaketapper/status/1360317076804669443

(英語記事 TJ Ducklo: White House suspends aide for 'threatening reporter'