2021年02月14日 10:07 公開

2月13日午後11時8分ごろ、福島県沖を震源とするマグニチュード(M)7.3の地震があり、最大震度6強を観測した。震源の深さは約60キロ。気象庁によると、2011年3月の東日本大震災の余震と考えられる。来月11日に大震災から10年を迎える東北地方を再び強い地震が襲った。

震度6強を観測したのは宮城県蔵王町や福島県相馬市など。東京23区でも震度4を観測するなど広範囲で揺れを感じたが、震源が深く、津波警報は発令されなかった。

NHKによると、これまでのところ福島県や宮城県、関東地方で計100人以上が負傷している。

東北・関東地方では一時、約92万戸が停電した。

福島県と宮城県では余震が続いている。

東日本大震災の余震

今回の地震は、大津波を引き起こし、1万8000人以上が死亡した2011年の東日本大震災の震源地近くで発生した。10年前の津波は、1986年のチェルノブイリ原発事故以来で最も深刻な福島第一原子力発電所の原発事故を引き起こした。

気象庁は13日の地震について、東日本大震災の余震とみられると発表した米地質調査所(USGS)によると、大地震の余震は何年にもわたって続く場合がある。

加藤勝信官房長官は14日に2度の緊急の記者会見を行い、原発への影響について「福島第一、第二原子力発電所、女川原子力発電所、いずれも異常なし」と説明した。また、停電の影響で東北新幹線、山形新幹線が一部区間で運転を見合わせているとした。人的被害については「確認中、建物被害については福島県伊達市で建物被害が発生」しているという。

東京電力も「この地震による福島第一・第二原子力発電所および、柏崎刈羽原子力発電所への影響は確認されておりません」とツイートした。

共同通信によると、当局が大きな影響はないとする中、多くの住民が自宅から避難し、高台に向かったという。

「津波の心配はないと言われても、そんなのは信じられない」と、50歳の男性は共同通信に述べた。「10年前の苦い経験から学んだので、避難した」と、男性は話した。

(英語記事 Powerful earthquake rocks Fukushima in Japan