2021年02月14日 11:47 公開

ホワイトハウスの副報道官が13日、女性記者を恫喝(どうかつ)したとされる問題をめぐり、辞任した。ホワイトハウスは前日、T.J.ダクロ副報道官(32)を1週間の職務停止処分にしていた。

ダクロ氏はツイッターに声明を投稿。自分の言葉遣いは「おぞましい」ものだったと認め、「自分の行動について、自分がいかに後悔し、恥ずかしく思い、あきれ返っているか、とても言葉で表現しきれない」と書いた。

「どんな女性も決して人から言われるべきでない表現を、自分は使ってしまった。特に相手は、自分の仕事をしようとしていただけなのに。おぞましく、無礼で、まったく容認できない言葉遣いだった」とダクロ氏は書いた。

さらに「自分がホワイトハウスの同僚たちとバイデン大統領に恥ずかしい思いをさせて、がっかりさせてしまったことに、衝撃を受けている。ホワイトハウス広報部の幹部と話し合った末、辞任を決めた」と説明した。

米誌ヴァニティ・フェアによると、ダクロ副報道官は、政治ニュースサイト「ポリティコ」のタラ・パルミエリ記者が、別の記者との恋愛関係を調査していると知り、電話で「お前を破滅させてやる」と脅した。副報道官はさらに女性蔑視など侮蔑的な暴言をパルミエリ記者に浴びせたという。

パルミエリ記者は、ニュースサイト「アクシオス」のアレクシ・マキャモンド記者とダクロ氏の交際について調べていた。マキャモンド記者は、ジョー・バイデン大統領の大統領選取材を担当していた。

パルミエリ記者はいまのところ、ダクロ氏の処分や辞任についてコメントしていない。

AP通信によると、ジェン・サキ報道官はダクロ氏の辞任について、ロン・クレイン大統領首席補佐官の賛同を得た上で決めたと話している。

サキ報道官は前日、ダクロ氏は「誰よりも先に、このような振る舞いはバイデン大統領が示した行動規範に見合うものではないと認めている」とツイートし、1週間の無給職務停止処分を発表していた。

一方で、バイデン大統領は就任初日、ホワイトハウスのスタッフに、いじめや強圧的な行動は一切容認しないと告げていた。大統領はその際、「軽い気持ちで言っているんじゃない。私と一緒に働く中で、君たちが同僚に失礼な態度をとったり、見下した物言いをしたりするのを耳にしたら、私はその場で君をくびにする。言い訳は聞かない」と述べていた。

こうしたことから、ダクロ副報道官への処分について軽すぎるという批判が上がっていた。

(英語記事 TJ Ducklo: Biden aide quits over 'abhorrent' language