2021年03月10日 15:50 公開

米黒人男性ジョージ・フロイドさんが昨年5月にミネソタ州で死亡した事件で、フロイドさんの首を膝で押さえつけて死なせたとされる、元警官のデレク・チョーヴィン被告(44)の裁判が9日、同州で始まった。この日は陪審員を選ぶ手続きが進められた。

陪審団は12人で構成する。この日は男性2人、女性1人の計3人の陪審員が選任された。

チョーヴィン被告は、ミネソタ州ミネアポリスで昨年5月25日に起きたフロイドさんの死亡事件で、第2級過失殺人と故殺の罪に問われている。有罪となった場合の最高刑は禁錮40年。

より罪が軽い第3級殺人罪でも起訴されたが、裁判所は昨年これを退けた。検察は考え直すよう求めている。

ピーター・ケイヒル判事は、検察から罪状追加の主張が出たため予定より1日遅れで、陪審員選定を始めた。

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公正な判断を約束

最初に選ばれた陪審員は、20~30代の薬剤師だった。自らについて「論理的」で、仕事に情熱を傾けていると紹介。フロイドさんが死亡した際のビデオは見ていないと述べた。

2番目に選任されたのは、異人の両親の間に生まれた20代の女性。事件のビデオは1度だけ見たとし、陪審員としてすべての証拠を調べたいと意欲を示した。

3番目の陪審員は会計検査人で、裁判で示された証拠のみに基づいて、罪の有無を検討する考えを表明した。

3人は全員、予断を持たずに審理に臨み、すべての証拠について検討すると誓った。

裁判の審理は今月29日に始まる予定。陪審員の選任手続きは10日も続く。予備の陪審員を含め、14人の陪審員を選任する。

(英語記事 First jurors chosen for George Floyd case trial