2021年03月21日 11:46 公開

世界各国の幸福度をランキングで示した国連の「世界幸福度報告書」2021年版が19日に発表され、フィンランドが4年連続で1位となった。2位はデンマークで、スイス、アイスランド、オランダと続いた。

このランキングは米調査会社ギャラップのデータを元にまとめられたもの。149の国と地域を対象に、自分の幸福度を評価してもらった。社会的支援や個人の自由、国内総生産(GDP)、汚職の深刻さといった指標も考慮されている。

2021年版の幸福度ランキングは次の通り――。

  • 1位:フィンランド
  • 2位:デンマーク
  • 3位:スイス
  • 4位:アイスランド
  • 5位:オランダ
  • 6位:ノルウェー
  • 7位:スウェーデン
  • 8位:ルクセンブルク
  • 9位:ニュージーランド
  • 10位:オーストリア

欧州諸国以外でトップ10入りを果たしたのは、今回もニュージーランドのみ。イギリスは前回の13位から17位に順位を下げた。

世界で最も幸福度が低いとされたのはアフガニスタンで、レソト、ボツワナ、ルワンダ、ジンバブエと続いた。

報告書の著者たちは、3分の1以上の国・地域で「悲観的な感情が非常に強く」みられたとし、新型コロナウイルスのパンデミックの影響を受けていると指摘した。

一方で22の国・地域では状況が好転し、一部のアジア諸国は昨年のランキングから順位を上げた。中国は94位から84位に上昇した。

報告書の著者の1人、ジョン・ヘリウェル氏は声明で、「驚くべきことに、各国の人が自分の生活について評価した結果、平均としては幸福度が低下していなかった」と述べた。

「新型ウイルス感染症COVID-19は全員に影響する共通の外的脅威だと、大勢がみなし、それによって連帯感や仲間意識が高まったことが、理由の1つと考えられる」

フィンランドは「パンデミックの最中、人命と生活を守るのに役立つ、他者との相互の信頼関係に関する複数の指標で非常に高い順位を示した」と、著者たちは指摘した。

米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、人口約550万人の北欧フィンランドは新型ウイルスの感染者が7万人強、死者が805人と、欧州諸国の大半よりもはるかにうまくパンデミックに対処できている。

(英語記事 Finland ranked happiest country in the world again